カルチャー
「フランスにはあまりいません」 東京散策中にフランス人が目を奪われた意外なものとは
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日本は世界的に見ても、ユニークな文化や習慣を持つ国です。訪日外国人観光客にとって、街歩きは新鮮な出合いの連続。初訪日したフランス人兄妹は、東京都内で見つけたあるものに心をくすぐられたようです。それはいったい、なんだったのでしょうか。
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上野公園を散策し、ハスの花の美しさに感動
初めて日本を訪れている、フランス人のルイスさんとミリアさん兄妹。ルイスさんは10日間、ミリアさんは5日間滞在する予定です。
ふたりは東京を散策し、上野公園を訪れたそう。ルイスさんは、園内に咲くハスの花に目を留め「神秘的だとさえ思います」と、いたく感動したと話します。
「ハスの花がとても美しかったです。フランスにはあまりないので、感動しました。ハスの花は仏教の花ですよね? とても日本らしさを感じました。泥や沼地に育ちながらも、こんなに美しい花を咲かせるので、とても貴重だと思います」
「東京でもやはり人気なんですね」 “遊び心”あふれるタイルを思わずパシャリ
そんなふたりは、上野動物園の近くを歩いていたとき「おもしろいものを見つけた!」といいます。実際に撮影した写真を見せてくれました。
「足元のタイルにパンダがデザインされていて、とてもかわいいし、遊び心を感じたので思わず写真を撮りました」
そこに写っていたのは、パンダと笹の葉が描かれた歩道のタイルです。
パンダが日本に初めてやってきたのは、東京の上野動物園です。1972年に日中の国交正常化を記念して、ジャイアントパンダのオスの「カンカン」とメスの「ランラン」が贈られました。それ以来、半世紀以上にわたり、パンダは上野のシンボルとして老若男女から愛されています。
「フランスには、パンダはあまりいません。昨年、フランスのある動物園からパンダが中国に返却されることになり、ものすごくたくさんの人が集まったとニュースで見ました。フランスでも、東京でも、パンダはやはり人気なんですね」
日本と母国との違いを発見しながら楽しんでいるふたり。残りの滞在でも、さまざまな日本の文化に触れてほしいですね。
(Hint-Pot編集部)