日本を訪れる外国人観光客は、さまざまなものに触れるなかで、自分が暮らしている街との違いに驚くこともあります。オーストラリアから来た4人組は、東京の街を徒歩で移動しながら、普段の生活でこんなに歩くのは「絶対に無理」だと感じていました。それはいったい、なぜだったのでしょうか。

　◇　◇　◇

夜の街散策から寺社めぐりまで　幅広く楽しむ計画

　オーストラリアのシドニーからやってきた、エイサンさん、ジョシュさん、クリスさん、アレックスさん。クリスさんは2回目、そのほか3人は初めての訪日です。滞在期間は、2週間で、東京、大阪、京都を観光する予定です。

「もともと日本にはエンタメとか興味あったし、じゃあ行く？　みたいなノリで日本へ行くのを決めました。神社とかお寺とかを見てみたいですね」

　まだ日本に到着したばかりで、さっそく新宿の夜の雰囲気を楽しんだそう。これから神社やお寺などをめぐり、日本の伝統文化に触れる観光も計画しているようです。

「どこまででも歩ける」移動を通じて母国との違いを実感したこととは

　4人での旅行を満喫するなか、アレックスさんは日本の道路に着目。「日本のいいところは、どこまででも歩けること」と、徒歩でも移動が楽なことに驚いていました。

　ほかの3人も共感し、目の前に続く平坦な道路を見つめながら、「ほら見て。この道だってずっとまっすぐで、高低差も少ないでしょう？」と説明するジョシュさん。東京とシドニーの道路網を比較して、東京の道路のわかりやすさを評価します。

「シドニーは坂道だらけで、こんなに歩いての移動は絶対に無理。それに、東京の道はすごくわかりやすくて迷いにくいと思う。シドニーは道が複雑で、どうなっているかわからないんだ」

　東京は平坦で歩きやすい道が広がっている一方で、坂道も数多く存在しています。しかし、シドニーも坂の多さでは世界的にも有名な都市。そんな街から来た4人にとっては、東京の街は難なく歩き続けられると感じたようです。

　まだまだ4人の旅は始まったばかり。残りの滞在でも、ゆっくり街を歩きながら、日本の魅力をたくさん見つけてほしいですね。

（Hint-Pot編集部）