多種多彩な料理を食べることができる日本。元は別の国が発祥のものでも、日本でおいしく進化した食べ物はたくさんあります。日本で食べた料理を教えてくれたフランス人2人組には、「中華料理」だと言われて驚いてしまった日本の食べ物があったそう。いったい、どんな料理だったのでしょうか。

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初めての日本は「期待していた通り」

　フランスから日本へ来たジュディケルさんとルドリックさん。今回が初訪日で、3週間の滞在を予定しています。京都や大阪、広島、奈良、鎌倉、箱根などをめぐる計画なのだそう。

　ルドリックさんは、ツアーガイドさんお手製のツアーブックと市販のガイドブックを持ち、渋谷の街を散策。旅の準備はバッチリのようです。

「長い間、日本に来てみたいと思っていたんです。我々とはまったく異なる文化などに興味がありました。事前に調べてきた通りというか、ツアーガイドにお任せではあるんだけど（笑）、実際に来てみると期待していた通りですね」

目当てのラーメン店は残念ながらお休み

　こうして念願の日本旅行を満喫しているジュディケルさんとルドリックさんにとって、日本の食事は楽しみなことのひとつ。日本に来て2日目だったこの日、到着後に食べたメニューを教えてくれました。

「日本食は、餃子しかまだ食べていません。ラーメンも食べてみたいと思っているんですが」とジュディケルさん。ルドリックさんによると、行きたいと目星をつけていたラーメン店がお休みだったそうです。

「なので、昨日の夜は中華を食べに行ってしまいました（笑）」

　ルドリックさんがそう説明すると、ジュディケルさんは驚きの声を上げました。

「餃子も中華料理なの!?」

　餃子は日本食だと認識していたジュディケルさん。確かに、餃子は中国発祥の料理ですが、主流は水餃子。日本でポピュラーな焼き餃子はあまり食べられておらず、日本式の餃子として区別している店もあるのだとか。

　もちもちとした皮をカリッと焼きあげ、ジューシーな肉汁を中に閉じ込めた日本の餃子は、今では海外でも注目が高まっています。とくに、冷凍焼き餃子の輸出は好調で、その市場は成長を続けているのです。

　ふたりがお目当てのラーメン店に行った際は、ぜひまた餃子も味わってほしいですね。

（Hint-Pot編集部）