日本を訪れる外国人観光客が楽しみにしているのが、日本のおいしい食べ物。伝統的な和食だけでなく、日本で独自に進化した料理も大人気です。アメリカから初めて日本を訪れた一家には、それぞれお気に入りの味があったといいます。いったい、どんな味が彼らを魅了したのでしょうか。

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ローズさんはパン屋で買ったサンドイッチに感激

　アメリカ・ヒューストンから、妻のローズさんと6歳のベンジャミンくん、1歳のマティスくんを伴い、一家で初めて日本を訪れたラウルさん。5日間と短い滞在ですが、渋谷、かっぱ橋、スカイツリー、ポケモンセンターなど、精力的に東京をめぐっています。

　そうしたなか、日本の食も一家で楽しんでいるそう。気に入った日本の食べ物を聞くと、ローズさんはなにげなく入った店で、アメリカでもよく食べる料理に驚きを感じたと話します。

「パン屋のイートインで食べたサンドイッチがおいしかった。フライドチキンが入っていて、アメリカではこんなにおいしいサンドイッチを食べたことがないわ」

　日本では、コンビニエンスストアの卵サンドも外国人から熱い支持を集めています。工夫を凝らした具材はもちろん、ベースとなるパンのしっとりフワフワした食感の虜になる外国人も。ローズさんは、新鮮な具材がやわらかいパンに挟まれた日本のサンドイッチを、とても気に入ったようです。

ベンジャミンくんが気に入った2つの料理

　ベンジャミンくんは、「白いボールに肉とか、いろいろ入ったもの」が気に入ったそう。どんなものか想像がつきませんが、その正体は肉まんでした。ほのかに甘い皮に、肉やタケノコ、シイタケなど、食感の異なる具材が包まれ、ふんわりと蒸し上げられた冬の定番スナックです。

　さらにもうひとつ、ベンジャミンくんには「めちゃくちゃおいしかった！」と絶賛したグルメが。それには、ラウルさんも大きくうなずきました。

「やっぱりラーメン。同じ材料を使っているはずなのに、アメリカで食べるラーメンとは全然味が違う」

　中国由来でありながら、日本で独自の進化を遂げたラーメンは、いまや国民食のひとつ。海外展開するチェーン店のほか、日本人が海外で出店した店が現地で“日本のラーメンブーム”のきっかけになることも珍しくありません。

　人気観光スポットをめぐりながら、日本の食べ物を堪能しているラウルさん一家。短い滞在ですが、楽しい思い出をたくさん持ち帰ってほしいですね。

（Hint-Pot編集部）