見事に整備された日本の公共交通網は、海外からも称賛されています。その一方で、慣れていないと日本人でも乗換が難しいことが。初めて日本へやって来たアメリカ人女性は、公共交通機関を利用する前は、「すごく複雑そう」に見えて不安に思っていたといいます。しかし、あるアイテムを利用したところ、スムーズに日本の旅を満喫することができました。利便性の高さに感動したものとは、なんだったのでしょうか。

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「日本に来て本当に良かったです」

　日本を初めて訪れている、アメリカ・カルフォルニア州在住のカーンさん。一緒にやってきたディミトリさんは、12年ぶり2回目の訪日です。

　日本に来るのを決めたのは、たった1か月前でした。準備期間は短かったものの「YouTubeの動画を見たり、数か月前に日本に行ったばかりの友人からアドバイスをもらったりして、事前にリサーチをしました」とカーンさん。ふたりは16日間の滞在で、北は北海道から南は沖縄まで巡る、日本大満喫の旅行を計画しました。

「日本に来て本当に良かったです」と、カーンさんもディミトリさんも、すっかり日本に魅了された様子です。

「とても簡単に理解できました！」

　そんなカーンさんですが、到着した直後は、日本の公共交通機関を使うのが不安だったそうです。

「もちろん、ひらがなも漢字も読めませんし、路線図を見たらすごく複雑そうに見えました。それに、私は方向音痴でよく迷ってしまうので……」

　ホームの駅名表示に日本語と英語が使用されるなど、日本の公共交通機関では多言語表記に対応している場所が多いでしょう。それでも慣れない土地で運賃を支払ったり、乗り換えをしたりするのは複雑で難しいことだと想像できます。しかし、カーンさんによると、あるアイテムひとつで、移動が格段にスムーズになったといいます。

「SuicaというICカードがすごく便利で助かりました。バスも電車も、これ1枚で切符を買わずに乗れるので、スムーズに移動ができました。Googleマップもバッチリ使えたので、とても簡単に理解できました！」

　交通機関だけでなく、全国のコンビニなどでも使用できる交通系ICカード。訪日外国人でも簡単に発行することができます。カーンさんにとっては、使い方がシンプルで、1枚あればストレスなく移動ができる点で、旅のお助けアイテムとして深く印象に残ったようです。

　事前リサーチの甲斐もあり、初めての日本の旅を満喫しているカーンさん。帰国後は、日本をすすめてくれた友人と、旅の思い出をシェアしてほしいですね。

（Hint-Pot編集部）