豊かな自然を大切にする文化が根付いている日本。アメリカ人観光客は、偶然目にした日本人の行動に心が温まったそうです。また、街中の様子にも大きな違いを感じたと言います。いったい、何に驚いたのでしょうか。。

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北海道から沖縄へ　日本縦断を楽しむアメリカ人

　アメリカからやってきた、カーンさんとディミトリさん。カーンさんは今回が初訪日、ディミトリさんは12年ぶり2度目です。16日間滞在し、東京、北海道、沖縄をめぐる計画です。

「日本に来て本当に良かったです。食べ物は言うまでもなく、それ以外にもたくさんの学びがありました」

　カーンさんは、日本のさまざまな文化に触れ、とても満足している様子。一方、ディミトリさんも、日本人の行動を見て、とても感銘を受けたようです。

「日本は、環境に対してとても意識が高い。自然を大切にしているところも大好きです。例えば、札幌で高齢者のグループが、ゴミ拾いをするのを見かけました。オレンジ色のベストを着ていて、おそらくボランティアだと思いましたが、とても素敵で心温まる光景でした」

　日本の街中が清潔であることは、世界的にも有名です。ひとりひとりの衛生意識が高いことや、公共の場をきれいに使うという習慣があることなどが理由でしょう。日本の街中にごみが少ないことを驚く訪日外国人は少なくありませんが、その陰にある地道な活動を、ディミトリさんは見逃しませんでした。

　ディミトリさんは、ほかにもアメリカと日本の大きな違いに気が付いたといいます。

「東京を散策中、とても静かで驚きました。アメリカでは車の音や工事の音が絶えず聞こえることが多いです」

　日本では、自動車や工事現場で騒音規制されているのはもちろんですが、お互いの生活環境を損なわないよう配慮する精神が根付いています。電車などの公共の場でも静かに過ごすことがマナーです。

　日本の魅力をたくさん発見した、カーンさんとディミトリさん。またぜひ日本へ遊びに来てほしいですね。

（Hint-Pot編集部）