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世界的に高評価を得る日本の電車 利用したインドネシア人が戸惑いながらも「問題ない」と感じたワケ

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著者:Hint-Pot編集部

銀座で出会った(左から)ディマスさんとハニーさん夫妻【写真:Hint-Pot編集部】
銀座で出会った(左から)ディマスさんとハニーさん夫妻【写真:Hint-Pot編集部】

 日本の文化や技術は多くの国で活用されています。さまざまな製品やサービスに加え、なかには日本でかつて活躍していたものが海を渡り、現役で人々の日常を支えていることも。インドネシアから新婚旅行で初来日した夫婦が、日本からインドネシアへ活躍の場を移した、あるものについて語ってくれました。いったい、どんなものが海を越えていったのでしょうか。

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「日本のシステムを見習っていて…」 ジャカルタで活躍する日本の製品と技術

 百貨店やさまざまなブランドの旗艦店が軒を連ね、老舗の飲食店も数多くある東京・銀座は、外国人観光客の人気スポットのひとつ。そこで出会ったのが、初めて日本を訪れたディマスさんとハニーさんのインドネシア人夫婦です。

 新婚旅行先として、憧れの場所である日本を選んだというふたり。ビザが出る最長15日間の滞在を予定しており、この日の午前中に到着したばかりだといいます。下調べをしっかりしてきたふたりですが、やはり慣れない土地での移動には、戸惑うことがあったようです。

「成田空港から東京駅に着いたんだけど、すっかり迷子になったよ。(インドネシアの首都)ジャカルタには、地下鉄がMRTという1路線しかないから、日本のように複雑ではないんだ。でも、乗り方はほぼ同じだから、それについてはまったく問題ないよ」

 世界的にも高い評価を受ける日本の公共交通機関ですが、慣れない外国人観光客は切符の買い方ひとつとっても、右往左往することも少なくありません。なぜその点は大丈夫なのか、ハニーさんが教えてくれました。

「インドネシアは日本のシステムを見習っていて、それを導入しているから。日本の中古車両がジャカルタを走っているのよ。1980年代の車体が走っているって聞いたわ」

 ハニーさんが話す「1980年代の車体が走っている」というのは、日本では1985年に登場した国鉄(当時)205系車両のこと。実はインドネシアの鉄道や地下鉄では、日本のシステムを導入しているだけでなく、かつて日本で走行していた中古車両が大量に使用されています。

 日本の中古電車が海外で使用されることは珍しくありませんが、インドネシアはとりわけ多いそう。急速に発展した同国での鉄道輸送機能の向上に、日本製の中古車両やシステムが貢献した要素は大きいようです。

 日本滞在中は東京のほか、京都や大阪も訪れる予定のふたり。地下鉄を使いこなすだけでなく、新幹線で西へと向かう旅も楽しんでもらえそうですね。

(Hint-Pot編集部)