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「これほどのレベルは多くありません」 デンマーク人が選ぶ日本の光景ナンバーワンは 「カメラでは捉えられない」
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インバウンドの増加で日本はますます“多国籍色”が強まっています。母国に持ち帰る思い出もそれぞれ。有名スポットだけではない“特別な経験”をしていく外国人も多いです。デンマークからやってきたサイモンさん、イオスフィンさんにとって、印象に残ったシーンとはなんだったのでしょうか。詳しい話を聞きました。
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日本の伝統と最新テクノロジーの両面をたっぷりと堪能
2人は首都コペンハーゲンから遠路はるばる日本にやってきました。
旅行で印象に残った場面を聞くと、イオスフィンさんは、「自然です。とても美しいですね。デンマークには山がなく、とても平らなので」と笑顔を浮かべます。サイモンさんも、「デンマークは完全に平らだよ。まるでパンケーキの国みたい。だから山を見に行ったんだ。京都にモンキーパークがある。そこは大きな川、大きな山があった。そして私たちはただこれはすごいと感じた。美しかった」と相槌を打ちました。
たとえツアーで来ても「ローカルなもの」を追い求める外国人。
彼らは今回、意外な場所にも足を延ばしました。
「私たちは伝統的な山車のあるお祭りに行きました。川越まつりです。彼らは美しい山車を持っている。本当に美しい!」とイオスフィンさん。
10月19日、20日に行われた川越まつりは江戸時代発祥とされる「関東三大まつり」の一つで、ユネスコ無形文化遺産にも登録されています。人形を乗せた絢爛(けんらん)豪華な山車が蔵造りの街を練り歩き、山車が向き合い互いに演奏する「曳っかわせ」(ひっかわせ)が最大の見どころです。今年は73万8000人が来場。その迫力を間近で体感し、サイモンさんも「それはそれはかっこよかった」と余韻に浸りました。
一方、自然や伝統だけでない日本の魅力にも魅了されました。
イオスフィンさんは、「東京はとても大きい。私たちは湾岸部に行きました。チームラボのアートミュージアムはインスタ映えしますね」。豊洲の「チームラボプラネッツ TOKYO DMM」はインバウンドに大人気のスポットです。空間を使ったさまざまなアート、最新テクノロジーが訪れる人々を驚かせます。
「これほどのレベルはそれほど多くありません」
そしてお気に入りのスポットになったのがお台場です。
「ガンダムのすぐそばのあのエリア。あのエリアはすごいです。私たち2人ともちょっと驚かされたと思います。カメラでは捉えられません。他の人に見せることもできません。実際に来てみないと、感じて理解することはできません」
潮風が香る砂浜、青い空、そしてお台場から海を隔てて見える東京の景色に圧倒されたといいます。
デンマーク最大の都市コペンハーゲン市の人口は約80万人。ニューヨークやシカゴにも行ったことのあるイオスフィンさんですが、ビルが林立する東京の街並みに「これほどのレベルはそれほど多くありません」と感嘆。
「とてもとても大きな都市。でも美しいです。そして建物は非常に清潔で整然としています。私たちもそれが好きです」と結びました。
(Hint-Pot編集部/クロスメディアチーム)