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「スペインでは大概おいしくない」 スペイン人がレベルの差を実感 日本で味とコスパに感心したものとは
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多くの訪日外国人が「何を食べてもおいしい」と言うほど、レベルが高い日本の食文化。低価格のものでも、一定のクオリティを超えていることに驚愕する声も少なくありません。初訪日したスペイン人男性は、日本人にとって身近な食べ物の質の高さを絶賛していました。いったい、どんなものを食べたのでしょうか?
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「正直、観光どころではありませんでしたよ」
スペインから、初めて日本へやってきたオスカルさん。2週間の滞在予定で、友人たちと3人で大阪や京都をめぐり、最後に東京観光を楽しんでいました。
旅を満喫しているオスカルさんですが、「スペイン北西部のポルトガル国境近くの小さな町から来た」とのことで、どこへ行っても人の多さに圧倒されているそう。オーバーツーリズムが話題になるほど外国人観光客が多い、京都の様子を振り返ります。
「京都で訪れた神社仏閣では、観光客たちが写真を撮るために場所の取り合いをしていました。それがどこででも起こっていて、正直、観光どころではありませんでしたよ」
「価格が安いのにも驚きました」
観光地の混雑を嘆いたものの、日本の食べ物には大満足だと笑顔を見せるオスカルさん。日本人にとってソウルフードであり、“おふくろの味”のひとつとして挙げる人も多い、ある料理を気に入ったそうです。
「みそ汁は本当においしいですね。とても好きです」
さらにオスカルさんには、質の高さに思わずびっくりしたものがありました。
「スペインでは大概おいしくないんですが、日本のお惣菜といった調理済み食品は、すごくおいしいですよね。場合によっては、スペインのレストランなどで出てくるものよりおいしく感じます(笑)。しかも、その割に価格が安いのにも驚きました」
日本では、百貨店のデパ地下グルメや飲食店のテイクアウトだけでなく、スーパーマーケットやコンビニエンスストアでも手軽においしいお惣菜が買えます。ランチや忙しい日の夕飯などでも、便利で助かる存在でしょう。
総菜には、セントラルキッチンで作られ各地に配送されるものや、こだわりの店内調理など、いろいろなタイプがあります。ただ、店にとっては集客を左右するものだけに、各社が力を入れているジャンルのひとつ。アイデアや工夫に知恵を絞り、人気店の大きな要因になることも少なくありません。
みそ汁を好きになり、総菜のレベルの高さに感心するオスカルさんは、日本の食べ物がとても口に合う様子。滞在中にたくさん、お気に入りを見つけてほしいですね。
(Hint-Pot編集部)