たくさんの外国人観光客を魅了している、日本の食べ物。伝統的な和食に加え、海外から伝わり独自の進化を遂げた料理も大人気です。初めて日本を訪れたアメリカ人も、さまざまな“本場の味”を満喫し、そのレベルの高さに驚いているそう。一番のお気に入りもでき、夢中だと話します。いったい、どんな食べ物の虜になったのでしょうか。

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「あれはなかなか、おもしろいですね」

　アメリカから初訪日した、ケルビンさんとタイサさん。タイやインドネシアを訪れてから日本に来て、2週間ほどの滞在を楽しんでいます。

　東京や大阪といった大都市だけでなく、河口湖周辺にも足を延ばして素晴らしい景色を堪能したそう。「次は自然が豊かなところにも行ってみたいですね」と話し、すでに次回の日本への旅を考えていました。

　さらに、日本の食べ物も再訪日を希望する理由になっている様子。タイサさんは、とくに“本場”の寿司に感激したと語ります。

「アメリカでは伝統的な寿司ではなく、ソースや余分な具材が使われているものも寿司と呼ばれます。でも日本では、お米や魚の品質などが違いを出すのですね。それを今までわかっていませんでした。本当の寿司を知ってからは、よく味わって食べています」

“本場”の味に開眼しつつ、別の意味で日本ならではの寿司店も楽しんだというタイサさん。「回転寿司は初めての経験。あれはなかなか、おもしろいですね」と笑顔を見せました。

「一番好きになったのは」　外国人に大人気のメニュー

　ケルビンさんも、日本で“本場”の味に目覚めたものがあるそう。それは世界的にも人気の和のフレーバー、抹茶です。

　ケルビンさんは「抹茶テイストの甘いものは食べたことがあっても、本当の抹茶はわかっていなかった」と話し、初めて本格的な抹茶を口にしたときは「ちょっと土っぽい？」と思ったと笑います。

　ただ、しっかり味わううち、真のおいしさに目覚めたそう。「今では日本で飲む抹茶をおいしいと感じるし、ほかにも餅やそばなど、日本の食べ物が口に合うみたい。いろいろなものを食べていますよ！」というケルビンさん。実は、日本で夢中になっている食べ物がほかにもあると明かしました。

「日本で出合って一番好きになったのは、カツ丼（笑）。フライドポークがライスの上にのっているなんて、最高すぎる食べ物です！」

　フランス料理のコートレットが起源といわれるトンカツは、日本の洋食として独自の進化を遂げました。さらにトンカツを卵でとじるなどして、ごはんにのせたものがカツ丼。日本人も大好きですが、おいしくてボリューム感があり、コスパの良いメニューとして、訪日外国人向けの情報サイトなどから口コミで人気に火がついた料理です。

　日本の食べ物をすっかり気に入った様子のふたり。滞在中にもっとおいしいものと出合い、また日本に来るのが楽しみになると良いですね。

（Hint-Pot編集部）