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「とてもほかの国では見られない」 初訪日のルーマニア人が称賛 日本人らしさを感じた光景とは
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海外から「几帳面」や「勤勉」「親切」といったイメージを持たれることの多い日本。初訪日中のルーマニア人女性は、「日本らしさ」を感じたシーンがあるそうです。それは日本人にとっては、ありふれた光景でした。彼女はいったい、どのような場面を目撃したのでしょう。
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行きたい場所が多すぎる 初めての日本
ルーマニアの首都・ブカレストからやってきたアンカさん。友人3人とともに初めての日本を訪れました。40歳を迎えるアンカさんを囲んで誕生日を祝う、アニバーサリー旅行だそう。東京をはじめ大阪、金沢、高山など2週間でめぐる予定です。
「富士山の近くにも行きたかったし、福岡など西のほうにも足を延ばしたかったんです。でも2週間では無理ですね……。日本をまわるには、2か月は必要です」
日本での2週間を満喫しようと、事前に綿密な計画を立ててきたアンカさん一行。話を聞いたこの日は滞在1日目だというのに、すでに明治神宮や浅草寺、スカイツリーといった東京の代表的な観光地を訪れていました。
何気なく見かけた工事現場に驚き
初めて見る東京の街に「とにかく安全で、どこもきれいですね」と感動したアンカさん。なかでも目を奪われたのは、ホテルまでの道中で見かけた光景でした。
「道路工事をしていたのですが、作業員の様子に驚きました。おそろいの服で、乱れていなくて、きっちりとヘルメットをかぶっていました。道を誘導する仕草も完璧で、これはとてもほかの国では見られない。安全を含めて、日本が何をケアして大事にしてるのか、文化的な背景をよく表していますよね。感心しました」
自治体によって違いがあるものの、実は日本では道路工事を行う場合、交通誘導する警備員の配置が義務付けられています。そして、その交通誘導員の服装は、法律によって規定があり、あらかじめ公安委員会に届け出が必要なんだそう。
決められた制服の着用により、ひと目で一般人と警備員を区別でき、誘導を安全かつスムーズに行うことが可能に。アンカさんにとって、「日本らしい」と感激した光景となったようです。
アンカさん一行の日本旅行は始まったばかり。記憶に残る特別なアニバーサリー旅行になるといいですね。
(Hint-Pot編集部)