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「東京は人があふれていると知っていたけれど…」 初訪日のドイツ人が驚いた日本の光景とは
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日本人にとっては見慣れている光景でも、訪日外国人には驚きや感動をもたらすことがあります。念願叶って、初めて日本を訪れたドイツ人は、東京がとても混雑していることに驚いたそうです。しかし、それ以上にびっくりしたことがありました。いったいなんだったのでしょうか。
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3週間かけて日本を満喫中
ドイツ・ミュンヘンから日本へやってきたマティアスさんとダークさん。ふたりは古くからの友人で、日本に来るのは長年の夢だったと語ります。3週間滞在し、東京や箱根、松本、高山、金沢、京都をめぐる予定です。
すでに日本滞在の6割程度を消化したというふたり。マティアスさんは、日本の街の景観にいたく感動しましたが、同時に驚いたこともありました。
「前々から東京には人があふれているとは知っていたけれど、どこに行ってもたくさん人がいることに驚きました。それ以上にびっくりしたのが、たくさん人がいるのに混乱が起きずに、秩序が保たれていること。とても居心地が良く感じます」
日本では、混雑時のマナーが自然と身に付いている人が少なくありません。すれ違う際にぶつからないよう肩を引く「肩引き」という言葉があるように、日本人は公共の場所で互いに迷惑をかけないよう振舞うことが、昔から習慣になっています。
また、公共交通機関を待つときには整列をし、降車する人を優先するなど、スムーズに乗降できるよう配慮し合う姿もよく見かけるでしょう。こうした整然とした街の様子に、マティアスさんは感銘を受けました。
ダークさんが感じた日本とドイツの共通点
ダークさんは、日本とドイツの共通点に気づいたといいます。
「ドイツ人も秩序を保つほうなので、ヨーロッパの中でも電車の遅れなどは少ないほうだと思います。そういう面での細やかさは、日本とドイツで似ている点かもしれません」
時間に正確、真面目など、日本とドイツの国民性には似た部分があると、一般的にいわれます。日本人はダークさんのイメージ通りだった一方で、印象が変わった部分もあるそうです。
「日本人はシャイな人が多いと聞いていましたが、出会った人はみんなフレンドリーでした。コミュニケーションを取ってくれますし、質問をするととても丁寧に対応してくれます」
実際に訪れたことで、改めて日本の魅力に気づいてくれたマティアスさんとダークさん。ぜひたくさんの素敵な思い出を持ち帰ってほしいですね。
(Hint-Pot編集部)