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「間違った対処法とされているから覚えといて」 昔と現在で違う過呼吸の応急処置 消防局が注意喚起
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緊張や不安などのストレスが原因で突然息苦しくなり、過呼吸(過換気症候群)の症状が出た場合、どのように対処すればいいのでしょうか。誤った方法で症状を治めようとすると、逆効果になることも。尼崎市消防局は公式インスタグラムアカウント(amagasaki.119.fd)で、過呼吸になったときの3つの対処法を紹介。間違った対処法について、注意を呼びかけています。
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適切な応急処置で症状の改善を
「【過呼吸になったときの対処法】」と題して、同局は過呼吸になったときの対処法を3つ紹介しています。自分や周囲の人に過呼吸の症状があったときは、落ち着いて、適切な応急処置を行うことが大切です。
1. 会話をする、飴を舐める
意識的に何かをすることで、注意をそらすことがポイントです。
2. うつ伏せに寝る、座って前屈みになる
過呼吸は、胸で呼吸していることがほとんど。そのため、うつ伏せで寝たり、座って前屈みになったりすることで自然と腹式呼吸になり、症状が改善しやすくなるでしょう。
3. ゆっくり息を吐く
吸うよりも吐くのを意識することで、症状改善の効果も。
過呼吸になったとき「紙袋を口に当てて中で呼吸させる」という応急処置が知られていますが、同消防局によると「現在では、間違った対処法とされているから覚えといて」とのこと。また、「息苦しくて顔色が悪い、胸が痛いときは過呼吸じゃない場合もある」と指摘。「そんなときは迷わず119番して。僕らが助けに行くから」と、力強い言葉で動画を締めくくっています。
コメント欄には「ペーパーバッグ法、間違いなんや~!! 教えてくださってありがとうございました」「必然的に腹式呼吸になる姿勢を取ればいいんですね」「勉強になりました」「過呼吸になることが多かった私。今までゆっくり吐くことしか意識してなかったです。対処法教えていただきありがとうございます」などの声が寄せられています。
(Hint-Pot編集部)