Hint-Pot | ヒントポット ―くらしがきらめく ヒントのギフト―

話題

「理由がわからないけど赤ちゃんが泣きやまない」ときは要注意 消防局の呼びかけに「知りませんでした」の声

公開日:  /  更新日:

著者:Hint-Pot編集部

理由がわからず赤ちゃんが不機嫌なときは、手や足の指の確認を(写真はイメージ)【写真:PIXTA】
理由がわからず赤ちゃんが不機嫌なときは、手や足の指の確認を(写真はイメージ)【写真:PIXTA】

 赤ちゃんが泣きやまない……。理由がわからないときは、手や足の指を確認してみてください。ヘアターニケット症候群になっているかもしれません。尼崎市消防局が公式インスタグラムアカウント(amagasaki.119.fd)で注意を呼びかけ、注目を集めています。

 ◇ ◇ ◇

腫れや変色は「迷わず119番して」

「ヘアターニケット症候群という言葉は知っていますか?」

 同局は、そんな問いかけから始まる動画を投稿。ヘアターニケット症候群は、直訳すると「髪の止血帯」という意味で、髪の毛や糸などが、手や足の指などに巻きつくことで起こります。巻きついた部分から先の血流が悪くなり、「最悪の場合、壊死してしまう可能性が」。

 動画によると、1歳未満の赤ちゃんに多いといわれており、気づきにくいのが難点です。同局は「理由がわからないけど赤ちゃんが泣きやまないときは、赤ちゃんの手や足の指を見てあげて」と注意喚起しました。

 もし巻きついていたら、落ち着いてピンセットなどで取ってあげるといいそう。しかし、腫れたり変色したりしている場合は「迷わず119番して」と呼びかけています。

 投稿には、3000件以上の“いいね”が。コメント欄には「髪の毛で!? 壊死!? おそろしい……。知らなかったです。毎回本当に勉強になります」「1歳未満の子どもがいるのですごく参考になりました」「そんなことがあること自体知りませんでした! ありがとうございます!」「赤ちゃんの頃なったことあります。しかもあれ、なかなか髪の毛取れないんですよね」などの声が寄せられています。

 消費者庁の公式ウェブサイトによると、ヘアターニケット症候群は、子どもと一緒に就寝しているときも注意が必要です。保護者の長い髪の毛が子どもの首に巻きついて窒息してしまうことも。「添い寝をする際は長い髪の毛は束ね、ベッド周辺には毛髪や糸クズなどが散乱しないよう清潔に保ちましょう」と、予防策を紹介しています。

(Hint-Pot編集部)