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「入れてもらえなかったことは、1回じゃない」 ドイツ人が嘆き 日本滞在中に困ったこととは
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2030年までに、インバウンド6000万人の受け入れを目指すと掲げている日本。しかし、課題は数多くあります。日本に6か月住んでいるドイツ人男性は、幾度となく困った出来事があったようです。それはいったい、どんなことなのでしょうか。
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機械工学を勉強中 巨大都市が多い日本に圧倒
日本で機械工学を学んでいるという、ドイツから来たジュリスさん。日本で暮らして6か月になります。現在はシェアハウスに住んでいるそうです。
「日本は、食べ物の量はスモールだけど、それ以外はとてもビッグ。都市も大きくて人が多いから、自分がこの大勢の中のただひとりで、何者でもないという感覚になりますね」
ドイツで3番目に大きな都市であるミュンヘン出身のジュリスさんですが、ミュンヘンの人口は130万人ほど。東京の人口はそのほぼ10倍の1400万人超なので、そう感じてしまうのも納得がいきます。
「英語のメニューがない」 入店を断られたことも
日本での生活にすっかりなじんでいる様子のジュリスさんですが、これまでに困ったこともたくさん経験したようです。
「言葉の壁があると思ったことがあります。『英語のメニューがないから』って、お店にすら入れてもらえない居酒屋もあります。入れてもらえなかったことは、1回じゃないです」
観光庁が行った2023年度の「訪日外国人旅行者の受入環境整備に関するアンケート」の調査結果によると、訪日中の外国人旅行者が旅行中に困ったことの2位に、「施設等のスタッフとのコミュニケーション」が挙げられました。
また、とくにコミュニケーションに困った施設として、「飲食店」や「その他小売店」が最も多くの回答を集めています。
「言葉が通じないお客さんがたくさん来て、困った過去があるのかもしれません。僕は日本語が読めなくて、お互いの言葉が通じ合わないですからね」
ジュリスさんはそう言って、店側の気持ちにも理解を示します。日本が目指す観光立国へ向け、インバウンドも楽しめる場所がもっと増えていくといいですね。
(Hint-Pot編集部)