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オーストラリア人が「日本が恋しいな」と思う理由 フレンドリーな母国と比較して感じた違いとは
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日本政府観光局によると、今年の訪日外国人数は過去最多の見通し。毎日、街中が多くの外国人観光客でにぎわっています。再訪日したオーストラリア人女性は、何度も訪れたくなるほど日本に魅了されているといいます。それはいったい、なぜなのでしょうか。
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初めて家族全員で日本旅行
オーストラリア第3の都市、ブリスベンから日本を訪れているジェイソンさんとプルーさん。15歳と17歳の息子たちとともに、家族4人で日本にやってきました。プルーさんは過去に複数回の訪日経験がありますが、ジェイソンさんや息子さんたちにとっては初めての日本です。
「15歳のときに留学で出会った日本人の友人がいて、茨城県に住んでいるんです。今回も1日だけ会えることになっています」
そう笑顔で話してくれたプルーさんは、2年前にも日本を訪れたばかりだとか。今回は初めて家族4人で、10日ほど滞在する予定です。日本の旅に、家族みんなが心を躍らせています。
ただ、夏真っ盛りを迎えている南半球のオーストラリアと比べて、気温のギャップには驚いた様子。「30度近いところから、一気に4~5度の世界に来ましたから、寒いです(笑)」と、ジェイソンさんは思わず苦笑いを浮かべていました。
日本人の約8割が訪日外国人のおもてなしを希望
オーストラリアに戻るたびに、「またすぐ日本に行きたいと思うくらい」日本が好きというプルーさん。そう思うのは、いったいなぜなのでしょうか。
「日本が恋しいなと感じるのは、日本人のマナーと人当たりの良さです。私たちオーストラリア人もフレンドリーな国民性ですが、自分が必要なことをそのままダイレクトに伝えることがあります。日本人はもう少し控えめで、相手の状況を見て対応してくれるイメージがあります」
一般財団法人国際ビジネスコミュニケーション協会が行った「訪日外国人観光客へのおもてなしに関する意識調査」によると、日本人の約8割が訪日外国人観光客におもてなしをしたいと考えているそう。その理由には「楽しんでもらいたいから」「日本の魅力を感じてもらいたいから」などが並び、日本人のおもてなし精神が感じられます。
いつもは母国で暑いクリスマスを過ごしているプルーさん家族ですが、今年は初めて、日本で寒い冬にクリスマスを迎えます。「ホリデーシーズンを山や雪、寒い場所で過ごすことにワクワクします」とにっこり。大好きな日本で家族とともに、思い出に残る時間が過ごせますように。
(Hint-Pot編集部)