世界的に注目が高まっている和食文化。初訪日だというスイス人男性は料理が好きで、日本へ来る前から日常的に使っている日本の調味料があるといいます。いったい、どんな調味料なのでしょうか。

　◇　◇　◇

料理好きのスイス人　ラーメンはひと通り作ったことも

　スイスから初めて訪日した、ルーカスさん。パートナーとともに、10日間の滞在を予定しています。東京や富士山、大阪、京都をめぐる計画です。

「今回の旅行は、本場の日本食が食べられるとあって、僕の夢が叶う旅でもあります」

　ルーカスさんは、日本が持つ独自の文化に、興味津々だといいます。なかでも日本食は、食べることも作ることも大好きなのだとか。

「ラーメンはしょうゆ、とんこつ、塩、みそ、ひと通り作ってみました。あと、お好み焼きも作ったことがあります」

「スイスではとても高価」

　そんな日本食通なルーカスさんが、母国でよく買うという、日本を代表するある調味料について教えてくれました。

「スイスではとても高価ですが、みそはよく買いますね。みそ汁や鮭のみそ焼き（西京焼き）を作ります」

　日本料理に欠かせない発酵調味料のひとつ、みそ。和食における5大基本調味料「さしすせそ」の「そ」にあたり、みそ汁に使われるだけでなく、料理の下味や隠し味などにも広く活用されています。

　近年は健康食としての認知も世界的に広がり、注目が高まっています。しょうゆと並んで輸出が進んでいる品目であることから、ルーカスさんも、母国でみそを使った料理を日常的に作ることができるようです。

「いろいろな国の料理を作るのが好きで、趣味のひとつです。今はSNSなどで、いろいろな国のレシピを調べられるので便利ですね。日本の料理チャンネルもよく見ています」

　日本でさまざまな料理を食べ、観察して、その味をスイスに持ち帰って再現したいと話すルーカスさん。新たな日本食との出合いや学びが得られるといいですね。

（Hint-Pot編集部）