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「日本のほうが断然いいわ!」 オーストラリア人が旅先に母国より日本を選んだ大きな理由とは
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日本を訪れる外国人の目的はさまざま。歴史や文化、グルメやショッピングだけではなく、体験型アクティビティなど多岐にわたります。オーストラリア人カップルは、ある目的を持って日本を訪れているそう。いったい、どのような目的で日本へ来たのでしょうか。
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外国人観光客に大人気の観光地
オーストラリアの西海岸に位置するパースから日本を訪れた、アンティさんとエープリルさん。エープリルさんは過去に1度、日本を訪れたことがありますが、アンティさんにとっては初めての日本です。
「雪がとても素晴らしいと聞いたので、行ってみたいと思っていたんです」
そう笑顔を見せたアンティさんの希望に応えるため、ふたりが選んだのは長野県白馬村。国連世界観光機構(UNWTO)の「ベスト・ツーリズム・ビレッジ2023」に選出されている白馬村には、多くの外国人観光客が訪れています。2008年は約5万人だった外国人観光客が、2023年にはなんと5倍の約25万人に増加しているほどです。
日本のスキーリゾート 雪質の高さとリーズナブルさが魅力
ふたりが大好きなスノーボードは、もちろん母国・オーストラリアでも楽しむことができます。ただ、日本を選んだのには大きな理由がありました。
「僕たちの住んでいるパースは、冬でも最低気温が10度くらいにしかなりません。氷点下になることはほぼなくて、雪も降らないんです」
そのため、スノーボードを楽しむには南東部にあるメルボルンまで行くことが多いそう。ただ、広大なオーストラリアではパースからメルボルンまでは飛行機で4時間かかります。
「メルボルンまで行ってスノーボードをするなら、日本に来たほうが安いんです。オーストラリア国内はとても高くて……」
オーストラリアのスノーリゾート地での1日リフト券は、100オーストラリアドル(約1万円)超えがほとんどだといいます。一方、日本では、スキー場や地域によって異なるものの5000円程度が一般的。さらに、長く続く円安も訪日外国人にとって大きなメリットになっているようです。
「それに、なんといっても雪質が日本のほうが断然いいわ!」と満面の笑みを見せたエープリルさん。パースからシンガポール経由での長旅も苦に感じないほどの価値があったと、とても満足そうです。
「次は違う季節に来てみたいです」というふたり。決して近くはない日本ですが、雪以外の魅力も発見しに来てほしいですね。
(Hint-Pot編集部)