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「押し入れを活用して素晴らしい空間を作った」 民泊の客室を改装 完成した専用スペースに大反響

公開日:  /  更新日:

著者:Hint-Pot編集部

客室内の押し入れを活用してワーキングスペースに【写真提供:民泊たなごころ(@mp_tngkr)さん】
客室内の押し入れを活用してワーキングスペースに【写真提供:民泊たなごころ(@mp_tngkr)さん】

 リモートワークを推奨する企業が増え、近年、自宅や会社以外の場所で仕事をする人もいるようです。いつもと違う環境で仕事をすると、リフレッシュにもなりますよね。そんな人のために、ある民泊施設では部屋を改装。昔ながらの建物にある“意外な場所”に手を加えて作った専用のワーキングスペースが、X(ツイッター)で26万件もの“いいね”を集め大反響を呼んでいます。宿の主で投稿者のなつめ(@sauntm)さんに、詳しいお話を伺いました。

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押し入れをうまく活用して客室を改装

 富山県朝日町にある古民家で、民泊たなごころを営むなつめさん。看板猫の「ねね」ちゃんと一緒に、宿泊者の心を癒やしています。

 民泊を利用するお客さんのなかには、滞在期間中にオンラインで仕事をする人もいました。ただ、部屋が和室で、低いちゃぶ台しかなく、なつめさんは「作業がしづらいだろう」と思っていたそう。そこで、客室内に仕事ができるスペースを作ることにしました。

「押し入れを活用して素晴らしい空間を作った」

 そんなコメントともに、1枚の写真を投稿。そこには、完成したワーキングスペースが写っています。もともとは押し入れだったため、あまり広くはありませんが、1人で仕事をするには十分な広さです。

 中には、2段の棚と椅子が1つ。床の部分はたたみではなく、フローリングになっています。棚にパソコンを置いて、ワークチェアに座りながらの作業が可能に。壁に囲まれているので、仕事や作業に集中できそうです。

 完成したスペースに、ねねちゃんも満足げ。写真には、棚の上にちょこんと腰かける姿が写っています。

 投稿には、26万件もの“いいね”が集まりました。リプライ(返信)には「グッドデザイン賞やな!」「集中できるひとりだけの空間」「猫ちゃんがとってもうれしそう」「秘密基地感があってたまらなく良い」「最高じゃないですか!」など、絶賛の声が上がっています。

完成した専用スペースにねねちゃんも興味津々

完成したワーキングスペース。棚の上にはねねちゃんが【写真提供:なつめ(@sauntm)さん】
完成したワーキングスペース。棚の上にはねねちゃんが【写真提供:なつめ(@sauntm)さん】

 このワーキングスペースは、なつめさんが町の人に依頼して、プロが作ったものだそう。広さはたたみ1畳分程度で、完成までにかかった期間は5日ほど。なつめさんには「お金をかけずに、良い仕上がりにしたい」という思いがあり、押し入れにもともとあった中板の位置を生かして、そこをデスクにしました。

「街のお世話になっている方に依頼して工事をしていただいたのですが、想像以上に素敵な仕上がりで感動しています」

 ねねちゃんも興味津々で、新しい空間がお気に入りの様子。「新しいキャットタワーができたと思ったのか、すぐにデスクに上っていました」と、なつめさんは完成時の様子を振り返ります。

 3つある客室のうち、このスペースがあるのは現在1室のみですが、「もうひとつのお部屋も改装を検討しています」とのこと。民泊の様子は、Xの専用アカウント(@mp_tngkr)でも見ることができますよ。

(Hint-Pot編集部)