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170万円「ボロ戸建て」が4か月で変身 自力リフォームに称賛の声 「これ独学?」「ここまで綺麗にできるんですか」
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物価が上昇を続ける中、わずか170万円で手に入れた戸建てを自力でリフォームしたビフォーアフター写真がネット上で注目を集めています。動機や物件選びのコツ、リフォームのポイントなどを投稿したスケルトンキーボード(@skeletonkbd)さんに聞きました。
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きっかけは「トータルでは賃貸よりも安くなるかもしれない」
「170万円でボロ戸建てを買って約4ヶ月。週末にコツコツとDIYした結果がこちら」
2日、スケルトンキーボードさんが公開したのはリフォーム前後の2枚の写真です。ふすまで仕切られた畳が広々としたフローリングになるなど、和室が洋室へとがらりと変貌を遂げ、「めっちゃいいですねー!」「おおおおおお!!!!!!」「これ独学?」「同じ物件とは思えない」「努力の賜物」「DIYでここまで綺麗にできるんですか」「170万円戸建には見えないw」など多くの声が寄せられました。
現在はマンション住まいというスケルトンキーボードさん。
DIY前提で戸建てを購入したのは、「正直なところ、節約が一番大きな理由です」と明かします。
「古い物件を買って最低限直して住めば、トータルでは賃貸よりも安くなるかもしれない、と考えています。もちろん、雨漏りなどのトラブルが起きて出費がかさむ可能性もあるので、最終的にどうなるかは分かりませんが…」
DIYの経験はわずかにありました。
「現在住んでいるのは古いマンションなのですが、壁紙を貼ったりとか自分でできることは色々やりました。ですので、DIYするのは今回の戸建が2件目ということになります。それ以前は全くやったことがありませんでした」
とはいえ、ここまで大がかりなリフォームの経験は初めて。どのように工程を進めたのでしょうか。「YouTubeで得た知識で何とかなりました。和室の洋室化はやってる人が多いので、ノウハウが成熟してますね」。また電気工事はプロに任せたとのことです。
挑戦してみると、意外なことにも苦しんだと言います。
「5月頃から取り掛かったのですが、だんだん暑くなってくるので熱中症対策をどうするか悩みました。とりあえず、空調服を買ってみたのですが、それだけで真夏を乗り越えるのは無理です。そこで、先に窓側の壁の作業を済ませて、急いでエアコンを取り付けました。その後は、涼しい部屋で快適に作業できました」
「プロみたい」の声には、「さすがにそれは違う」と謙遜
物価高で全国的に新築の不動産価格が上昇。少しでも出費を抑えようと、中古マンションをリフォームしたり、空き家を活用したりする人は増えています。
しかし、170万円は破格ですね。物件を購入する際、重視した点は何だったのでしょうか。
「下水道に接続されていることを必須条件にしました。もし近くまで下水管が来ていても、接続工事をするとかなり費用がかかるので、最初からつながっている物件を選びました。ただ、格安の戸建てとなると、浄化槽やくみ取りが圧倒的に多いので、探し始めてから条件にあう物件が見つかるまで1年近くかかりました」と説明しました。
完成はもう少し先ですが、引っ越しの準備を進めるそう。
「実は今住んでいる場所からこの物件まで結構距離がありまして、車で通うのが結構大変です。早めに引っ越しをして、住みながら直していくつもりです」
自身で汗をかいて作業しただけに、建物への愛着もひとしお。
投稿が大きな反響を呼んだことには、「写真だときれいに見えるかもしれませんが、実際は素人の作業ですので粗い部分がかなりあります。壁紙の端の方が少し破れてたり、クッションフロアの下に空気が入っていたり……自分で住むので全然妥協できる範囲ではあるのですが。ただ、『プロみたい』と言われると、さすがにそれは違うんだけどなぁと思いました」と謙虚に結びました。
(Hint-Pot編集部/クロスメディアチーム)