どうぶつ
「生後5か月、歯が抜けました」 元野良ねこがすくすくと成長した証 驚くほど小さな乳歯にほっこり 「永久保存ですな」
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「歯が抜けるのかも!」 グラグラの乳歯がポロッ…

生後5か月の黒ねこ「テオ」くん。元野良ねこであるにもかかわらず警戒心がなく、人と遊ぶのが大好きな男の子です。
飼い主さんが帰宅すると「おかえり!」と、にゃーにゃー鳴いてお出迎えをしてくれるそう。その姿は、一日の疲れが飛んでしまうほどのかわいさだと、飼い主さんは目尻を下げます。
小さな乳歯を確保するのは難しそうですが、飼い主さんによると、実はテオくんに甘噛みされているとき、歯がグラグラしているのを感じたそう。そして、口元をよく見たところ、いつもと違った舐め方をしていることに気づきました。
「これは歯が抜けるのかも! と思って口を開けて触ってみると、すぐに抜けそうなくらいグラグラしていました。ちょっと力を入れると簡単に抜けたので、抜いてすぐに写真に収めました」
テオくんは痛がる様子もなく、ケロッとしていたそうです。ねこの乳歯は見つからないことが多いですが、飼い主さんは4本見つけることができました。
小さな歯は、抜けたヒゲと一緒に小瓶に入れられ、大切に保管されています。歯が抜けた日はクリスマスイブ。飼い主さんにとって、思いがけないクリスマスプレゼントになりました。
引っ越しを考えているときにめぐり会った“神様の贈り物”
グラフィックデザインやマーケティングをしている飼い主さんは、自称・ねこ好きデザイナー。広告物のデザイン以外にも、大好きなねこをモチーフにしたデザインが得意です。
テオくんをお迎えしたきっかけは、ねこ可の家へ引っ越したことでした。もともと、ねこと暮らしたいと夢見ていた飼い主さんは、前の家の更新のタイミングで運命の子を探し始めました。
ところが、なかなか出会うことができません。そのまま物件の更新を考えていると、テオくんが保護されたという知らせを受けます。
「タイミングとご縁があればどんな子でもいいと思っていましたが、まさか私の好きな黒ねこが来てくれるとは思ってませんでした」
当時、生後約2か月のテオくんは、カラスに追いかけられて保護主さんの庭に逃げてきたそうです。警戒心ゼロで、簡単に保護されたといいます。それから飼い主さんの実家で一時的に過ごし、1か月後、引っ越しが完了したところで正式にお迎えしました。
テオくんの名前の由来は、ギリシャ語で“神様の贈り物”という意味の“テオドロス”。物件探しがスムーズにいったことや、ねこグッズが安く購入できたことなど、神様のおぼしめしかと思うほどスムーズだったからです。
飼い主さんにとっては、きっとテオくん自身が“神様の贈り物”かもしれません。これからも毎日、幸せに過ごしてほしいですね。
○取材協力:猫好きデザイナーザク村さんと黒猫テオくん(@zakumura_san)さん
(Hint-Pot編集部)