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「頭部を骨折し入院」「4針縫う切り傷」も 入浴時など浴室での子どもの事故に消費者庁が注意喚起

公開日:  /  更新日:

著者:Hint-Pot編集部

小さい子どもとの入浴では注意が必要なことも(写真はイメージ)【写真:PIXTA】
小さい子どもとの入浴では注意が必要なことも(写真はイメージ)【写真:PIXTA】

 寒い今の季節、湯船にゆっくり浸かるのは至福の時間です。ただ、赤ちゃんや小さな子どもと入るときには、注意が必要なことも。「消費者庁 子どもを事故から守る!」の公式X(ツイッター)アカウント(@caa_kodomo)は、入浴時に気をつけたい子どもの事故について注意喚起しています。

 ◇ ◇ ◇

「風呂場から音がしたので見に行くと…」

「お風呂での事故」の書き出しの投稿には、2枚のイラストが添えられています。1枚目は大人が背中を向けて洗髪している間に、赤ちゃんが湯船に沈んでいく姿が。このままでは溺れてしまいます。

 2枚目では、女の子が浴室へ入ろうと扉を押していますが、ロックされていて開かないようです。もしも浴室に入った場合、浴槽が空であれば「〇」。しかし、浴槽に水やお湯が張られていると、中に女の子が入ってしまう事故が起きるかもしれず「×」が描かれています。

 お風呂は「楽しい時間ですが子どもが溺れる事故も」と投稿のキャプションで説明しており、事故防止のためのポイントを紹介しています。

・浴室への入室は大人から、退室は子どもから
・大人の洗髪時は子どもを浴槽から出して
・小さな子どもだけで入浴させない

お風呂では溺れる以外にも深刻な事故が

 さらに「溺水以外の事故も起きています」とのことで、同庁の公式ウェブサイトに掲載されている、「お風呂場での事故に注意!」という特集のリンクも掲載。そこには、同庁の事故情報データバンクに寄せられた事故の事例が紹介されています。

「保護者が髪を洗うため、子どもを浴槽のフタの上に寝かせたところ、本人が動いて床に落下して泣いた。頭部を骨折したため約10日間入院となった」(4か月)

「子どもの体を洗って、浴槽に入れたところ、脚が浸かってすぐに泣き出した。設定温度が48度になっていたことに気づいた。太ももから足首にかけて赤くなるやけどを負い、通院が必要となった」(2歳)

「保護者がシャンプーを取ろうとして、同じ場所に置いていたカミソリを落としてしまった。それを子どもが拾って握ったため、人差し指に4針縫う切り傷を負った」(4歳)

「風呂場から音がしたので見に行くと、浴槽のフタの上に乗って風呂用洗剤のスプレーを触っており、口の周りや服に泡が付いていた。その後、嘔吐が続いたため、経過観察のため入院となった」(1歳)

 わずかな時間でも目を離すと、子どもは思いがけない行動をすることも。清潔を保ち、心地良くリラックスできるお風呂を、快適で安全に楽しみたいですね。

(Hint-Pot編集部)