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「子どもの行動はヤバイ」 2歳の息子がコンセントにいたずら 背筋が凍る一枚に反響

公開日:  /  更新日:

著者:Hint-Pot編集部

子どもがコンセントにいたずらをして、重大な事故になる場合も…(写真はイメージ)【写真:写真AC】
子どもがコンセントにいたずらをして、重大な事故になる場合も…(写真はイメージ)【写真:写真AC】

 家の中には、思わぬ事故の原因になる場所がたくさんあります。たとえば、家中にあるコンセント。子どものちょっとしたいたずらでも、大きな事故になる危険性が潜んでいます。X(ツイッター)では、2歳の息子がしでかしたいたずらが「ヤバイ」という注意喚起の投稿に大反響が。投稿者の黒河優介(@wotakuro)さんに詳しいお話を伺いました。

 ◇ ◇ ◇

手が届かないと思っていた場所のコンセントなのに…

「子どもの行動はヤバイ……一部にはコンセントカバーつけてたけど……家全体やらなあなぁ……」

 投稿者の黒河優介さんは、そんなメッセージを添えて1枚の写真をXに投稿しました。そこに写っているのは、家庭用コンセントに刺さった白いプラグ。しかしそのすぐ下には、青色をした1本のコードが見えています。

 その正体は、スマートフォンやゲーム機などの電子機器を充電する際に使用するUSBケーブル。端子部分が、コンセントの穴の中にしっかりと差し込まれています。もちろん、本来は刺さっているはずがないものです。

 今回は大事に至りませんでしたが、コンセントがショートして感電したり、火災が発生したりする可能性も。このような危険行為をしてしまったのは、黒河さんの2歳8か月の息子さんでした。

 黒河さんは、息子さんの手が届きやすい寝室などにあるコンセントにはカバーをつけるなど、子どもがいたずらできないように対策をしていたそうです。しかし、今回いたずらされたのは、息子さんがアクセスしにくいと思っていたためカバーをしていなかった、本棚付近のコンセントでした。

2歳の息子さんがいつの間にかコンセントに刺していたUSBケーブル【写真提供:黒河優介(@wotakuro)さん】
2歳の息子さんがいつの間にかコンセントに刺していたUSBケーブル【写真提供:黒河優介(@wotakuro)さん】

 黒河さんは注意喚起の意味も込めて、コンセントの写真をXに投稿しました。すると3.8万件もの“いいね”が。リプライ(返信)には「この発想はなかった! 怖いな……」「見つけた瞬間ゾッとしますね」「右(非接地側)だと非常に危険! もろ感電します!」「子どもは想像をはるかに超えることしてきますからね」などの声が多数寄せられました。

 黒河さんは「なんかヤバイ刺さっていると軽い気持ちで投稿しました。こんなに反響があるとは思いませんでした。コンセントカバーをつけていったん様子を見ます」と心境を語っています。その後、家の中のあらゆるコンセントに感電防止対策を施したそうです。

感電は体の組織を傷つけるだけでなく場合によっては心臓にも影響が

 実際に、子どもがコンセントにいたずらしたことが原因で感電事故につながるケースは少なくありません。体内に電流が流れて起こる損傷は「電撃傷」と呼ばれ、体の組織を傷つけてしまうだけでなく、心臓の動きに影響を及ぼして致命傷になる可能性もあるそうです。

 消費者庁もたびたび注意喚起しており、同庁のウェブサイトには国民生活センターに寄せられた事故事例がいくつか紹介されています。そのなかには、黒河さんと似た事例も。

 そのケースでは、1歳の子どもが「コンセントに差していたアダプターの電源プラグが浮いて隙間ができていた。そこにスマートフォンの充電ケーブルの端子を入れてしまい、火花が散り、バチッと音がした。電撃傷により親指の付け根が黒く変化し、通院が必要となった」とのことです。コンセントによる子どもの感電事故を防ぐため、同庁は注意点を次のように紹介しています。

・ヘアピンやクリップなど金属製のものは子どもの手の届かない場所に保管する
・コンセントには、子どもが簡単に取りはずせないタイプのコンセントカバーを設置
・使用しない電気製品のプラグはコンセントからはずして、コードも含めて片づける
・破損や劣化したコードやプラグは使用しない

 さまざまな電子機器に囲まれて生活している私たちにとって、USBケーブルはとても身近で、ついつい片づけるのを忘れてしまいがち。しかし、子どもはときに、大人が考えつかないような驚きの行動を取ることがあります。誤った使い方によって子どもの命を危険にさらす可能性もあるので、日頃から注意していきたいですね。

(Hint-Pot編集部)