どうぶつ
「僕、10日前まで野良でした」 元地域ねこが驚きのビフォーアフター 幸せそうな姿に歓喜の声「愛を感じたのですね」
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過酷な環境で必死に生き抜く野良ねこ。人が手を差し伸べても、警戒心をむき出しにすることは少なくありません。しかし、優しさや愛情を知ると、表情や仕草に変化がみられる場合も。X(ツイッター)では、数日前まで外で生活していたねこが話題になっています。保護されたあとの驚きの姿に、8万件を超える“いいね”が。投稿者の猫バカ日記(@cute_satuki_mei)さんに詳しいお話を伺いました。
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野良ねこの面影なし? おとなしく抱っこされる姿が話題に
「僕、10日前まで野良でした。
……慣れすぎ(笑)」
そんなコメントともに投稿された3枚の写真。そこには、ハチワレねこが写っています。1枚目は、ペット用の抱っこ紐で抱っこされた様子。2枚目と3枚目は、しっかり腕に抱かれた姿です。どの写真でも、ねこは満足げな表情を浮かべています。
まん丸な顔がとても愛らしく、毛ヅヤが良くしっとり。10日前まで野良ねこだったことを感じさせないくらい、穏やかな表情をしています。たくさんの人から優しくされながら、大きく成長したことが伝わってきます。
かわいらしい元野良ねこの姿は反響を呼び、8.1万件もの“いいね”が集まりました。リプライ(返信)には、「本当に野良だったの!?」「生まれたときからここにいましたって顔」「幸せいっぱいの表情をされていますね」「“おうちの子”の才能にあふれていたんだね!」「ねこ様は愛を感じたのですね」など、驚きの声が上がっています。
元地域ねこのはちべぇくん ボランティア団体が保護

話題の写真に写っていたのは、元地域ねこの「はちべぇ」くん。投稿者さんの家族からは「はっちゃん」と呼ばれているそうです。学生ボランティア団体・にゃんこお助け隊に保護され、現在は預かりボランティアをしている投稿者さんのおうちで過ごしています。
投稿者さんによると、はちべぇくんが地域ねこになるまでには苦労があったといいます。
「はっちゃんはもともと警戒心が強く、TNR(不妊手術を施し元の場所に戻すこと)の際、捕獲器になかなか入らず大変でした。今では人間に心を開き、懐くように。保護する頃にはすでに人馴れしていたので、すぐに触れたり抱っこしたりできました」
TNR後、地域ねことして近所の人たちからたくさんかわいがられ、人への恐怖心もなくなっていったはちべぇくん。保護される前は、ある家庭の物置を寝床にしていました。
そんななか、にゃんこお助け隊の元に、はちべぇくんが体調不良で動けなくなってしまったという連絡が。動物病院へ連れていくと、首元に傷があり、それが原因で感染症を発症していることが判明。このままにはしておけず、保護されることになりました。