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「わからなかったけど、すごく楽しかった!」 フランス人が日本で初体験 魅了されたレジャー施設とは
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外国人観光客のなかには、日本人との交流を大切にする人も少なくありません。あるフランス人カップルは、言葉の壁があるなかで、たくさんの出会いを楽しみ、日本ならではのレジャー施設で大いに盛り上がったといいます。いったい、どんな体験をしたのでしょうか。
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日本旅行が人生の転機に 母国でラーメン店をオープン
フランスからやってきた、ケビンさんとアリックスさん。3週間の滞在で、東京のほかに日光や金沢、白川郷、京都などをめぐる予定です。
アリックスさんは初訪日ですが、ケビンさんは7年前に日本を訪れたことがあります。そのとき、日本のラーメンを食べ「虜になってしまったんです。これはどうしても自分でお店をオープンしたいと思いました」と語り、日本旅行が人生の転機となりました。
フランスでラーメン作りを研究していたところ、ほどなくコロナ禍に。飲食店経営が厳しい状況のなか、ケビンさんはラーメンキットの宅配をスタート。1年前、ようやくパリ9区に「Gaijin Ramen Lab」という実店舗をオープンさせたといいます。
「パリにもおいしいラーメンはたくさんあるけれど、日本で食べてみると、スープが違うんだなとすごく思います」と、アリックスさんは初めての“本場”の味を実感。ふたりで日本のラーメンを楽しみながら、新たなメニュー開発の勉強をしているようです。
「日本に着いた日から、連日そうなの」
滞在を満喫しているふたりは、日本の食べ物だけでなく、日本人との交流を楽しんでいるそう。アリックスさんは、「日本は、夜お店に食べに行くとすぐ友達ができる国なんだなって思いました」と笑顔で話します。
「みんなすごく親切で、リスペクトがある。話しかけてくれて、すぐに打ち解けることができて、その交流がすごく楽しいです。日本に着いた日から、連日そうなの」
そうした出会いのなかで、ケビンさんはとても貴重な経験ができたと興奮気味に振り返ります。
「昨日は中野でごはんを食べていたら、仲良くなった日本人がカラオケに連れていってくれました。カラオケボックスは初めてでした! 歌も歌詞もわからなかったけど、2時間、すごく楽しかったです」
日本発祥の娯楽で海外にも広がっているカラオケ。アジアの一部では、カラオケボックスも増えているそうですが、欧米ではバーなどで、みんなで楽しむのが主流です。そのため個室で盛り上がる日本のカラオケボックスに、新鮮さを感じる外国人も少なくありません。
日本ならではの娯楽施設であるカラオケボックスに、すっかりハマった様子のふたり。ケビンさんは、「きっと日本語以外の歌もあるはずだから、滞在中にふたりで、もう一度行ってみようと言っています」と話し、楽しみにしているようです。
ケビンさんが考えている通り、日本のカラオケには海外の曲もたくさんあります。ふたりでお気に入りの曲を思う存分、熱唱してくださいね。
(Hint-Pot編集部)