カルチャー
「違う味に感じました」 オーストラリア人が感激 「アメージング!」とうなった意外な日本のグルメとは
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世界でブームになっている日本食。あまりの人気に、ご当地グルメが海外に進出していることもあります。オーストラリアから日本へやってきた男性によると、メルボルンには、日本のあるご当地グルメを出す店があるそうです。しかし、日本で同じ料理を食べたところ、本場の味の違いに仰天。とても感激したといいます。そのグルメとは、いったいなんだったのでしょうか。
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日本各地のパウダースノーを求めて訪日
オーストラリア第2の都市・メルボルンからやってきたジャレッドさんとカールさん。ジャレッドさんは2度目、カールさんは初めての日本です。
スノーボードが大好きなカールさんのリクエストで、ウィンタースポーツを楽しみに来たふたり。パウダースノーの聖地として世界的に高く評価されている、北海道のニセコを訪れました。
ふたりは、スキー場以外でも日本を満喫しています。メルボルンから北海道・札幌に到着したふたりは、雪と氷の祭典「さっぽろ雪まつり」へ。電車や新幹線を乗り継いで函館や宮城県の仙台、蔵王などにも立ち寄り、日本の温泉を体験したそうです。
「北海道、そのなかでもとくに函館が良かったです。夜遅くまでロープウェイを運行してくれていたから、雪と夜景を楽しむことができて。本当にビューティフルでした」
函館山からの夜景は、「世界三大夜景」と称されることもあるほどの絶景。そんな函館山を連日、外国人観光客が多く訪れ、にぎわいを見せています。
北海道で出合った本場の味に舌鼓
カールさんは景色以外にも、北海道でお気に入りに出合ったといいます。それは、「スープカレー」です。
「北海道といえば、札幌で食べたスープカレー。うーん、アメージング! メルボルンにもスープカレーを出すお店があるんだけど、違う味に感じました」
スープカレーといえば、2000年代に起こったブームにより全国に広がり、いまやご当地グルメとは言えないほどポピュラーなメニューです。もともとは、1970年代に札幌で誕生した料理。一般的なカレーよりもスパイスが豊かで、香り高く仕上げられたスープに、大きめにカットされた野菜や骨付きチキンなどがゴロゴロと入っているのが特徴です。
一説には、冬の厳しい寒さを乗り越えるために、体が温まるスパイシーで栄養価の高いスープカレーが好まれ、受け入れやすかったといわれています。本場の味でとてもおいしいことはもちろんですが、もしかしたら、寒さの厳しい北海道で味わった一皿だったことも、カールさんが感じたメルボルンとの味の違いの一因かもしれませんね。
今後は、長野県の野沢温泉でスノーボードを楽しんだあと帰路につく予定のふたり。オーストラリアへ帰る前に、日本の雪をたっぷり堪能してほしいですね。
(Hint-Pot編集部)