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「まるで離乳食みたいじゃないですか」 ドイツ人が驚愕 「これを食べるの?」と躊躇した日本食とは

公開日:  /  更新日:

著者:Hint-Pot編集部

ドイツから来たニコラスさん【写真:Hint-Pot編集部】
ドイツから来たニコラスさん【写真:Hint-Pot編集部】

 外国人観光客にとって、見た目から味を想像しがたい日本食に出合うことは多々あることでしょう。初訪日のドイツ人男性は、同僚に連れられて行った店で勧められた、ある日本食の見た目に驚愕したそう。いったい、どんな食べ物だったのでしょうか。

 ◇ ◇ ◇

初訪日の日本で新幹線に高い期待感

 ドイツから初めて日本へやってきたニコラスさんは、仕事と休暇を兼ねて約3週間の滞在を予定しています。仕事を終えたのちに、東京や京都、広島、富士山をめぐる計画です。

「広島まで新幹線で行くので、ワクワクしています」

 東京と広島間の移動に、初めて新幹線を利用するニコラスさん。その興味は、新幹線の正確な運行にあるようで、期待感で胸を高鳴らせていました。

「あんなに高速で走る乗り物が、しかも1時間に何本も出ていますよね? それが時間通りに来るなんて、どんな技術なのか、その秘密はなんなのかを解き明かそうと、まるで子どもが遊園地に行くような気分です」

 ツアーなどには申し込まずに、個人で観光する予定だというニコラスさん。「日本の旅行は問題ないですね。地下鉄や交通機関はすべて英語表記がありますし、色分けやアルファベット表記があって外国人にも分かりやすいと感じています」と、安堵の表情を浮かべます。

「“これを食べるの?”という見た目でびっくり」

 そんなニコラスさんは、同僚に連れられて行った店で勧められた、ある日本食の見た目に驚愕したといいます。それは、もんじゃ焼きです。

「最初に見たときは、”これを食べるの?”という見た目でびっくりしたんです。一見すべて細かく切り刻まれていて、まるで離乳食みたいじゃないですか(笑)」

 農林水産省の公式ウェブサイトによると、もんじゃ焼きは江戸時代末期、東京の月島にあった駄菓子屋の前で、手頃なおやつとして売られていたのが起源といわれています。ゆるく水で溶いた小麦粉に具材を混ぜて鉄板で焼く様子に、はじめは半信半疑だったとか。しかし、実際に食べてみると、その味に当初の懸念が一気に払拭されたようです。

「鉄板からヘラで直接食べるなんて熱すぎるだろ、と思ったんですけど、自分の好きな焼き加減で食べられるし、口の中でいろいろな味が広がり、とてもおいしかったです」

 これから富士山へ向かうというニコラスさんは、周辺の景色や温泉も楽しみにしているそう。これからの滞在でも、日本でしかできない体験を重ねてほしいですね。

(Hint-Pot編集部)