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「僕にとっては人生の大革命」 イタリア人が日本で大興奮 「噂に聞いていた」感激したものとは
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日本は、世界に誇るさまざまなアイテムを生み出してきました。日常生活に溶け込み、世界中で愛用されているものも少なくありません。イタリアから初めて日本を訪れているカップルは「噂には聞いていた」という、母国ではできない体験をしました。噂以上の使用感に、興奮冷めやらない様子。いったい、どのようなものに出合ったのでしょうか。
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2週間で8都市をめぐる日本旅行 日常生活での出合いに興奮
イタリアから2週間の予定で日本を訪れたルカさんとオーロラさん。ふたりにとって初めての日本旅行です。滞在中は河口湖、京都、奈良、大阪、高山、白川郷、金沢と精力的に日本の観光地をめぐり、まもなく東京から帰路につくそう。
「明日帰るのがとても悲しいです」というルカさんたち。日本滞在最終日は、都内でショッピングを楽しんでいました。
ふたりは都市から都市へ、せわしない移動を繰り返しながらも、2週間の滞在を満喫。日々を過ごすなかで、母国では味わうことのできない日常体験があったと教えてくれました。
「日本のトイレです!」
ルカさんは思わず声が大きくなるほど、興奮を隠せない様子です。
「テクノロジーがすごいって噂には聞いていたんです。でも、まさか便座が温かくなるなんて! これは僕にとっては人生の大革命です!」
現在の日本では、2人以上の世帯での温水洗浄便座の普及率は82%(2024年3月、内閣府調べ)という高さを記録。家庭だけではなく、百貨店から公共交通機関、公共トイレまで広く普及しており、日本人の日常生活に欠かせない存在となっています。
国外でも、30年以上前に日本のメーカーが販売を開始していますが、普及率は低いまま。トイレと浴室が一緒になっていてコンセントが使えないこと、水質が硬水で適していないこと、治安が悪く盗難が発生するなど、海外特有の事情が理由として挙げられています。
「イタリアに帰ったらあの冷たい便座に座るなんて、もう考えたくありません」と、ルカさんは首を横に振りながら苦笑いを浮かべるほど。「また絶対に日本に来たいです」と、すっかり日本に魅了されていました。
(Hint-Pot編集部)