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「トイレへ行くのにも覚悟がいる」 アメリカ人が驚いた 日本の住宅の当たり前とは
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慣れない土地で暮らすとなると、最初は驚きの連続。日常生活では、不便さを感じることもあるようです。米国から日本に移住してきた男性は、自国の住宅では当たり前にあるものが、日本にはないことに驚いたといいます。いったいそれは何だったのでしょうか。
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立ち食いケバブを箸で食べていたエリックさん
米国人のエリックさんは、1年半前に妻子とともに日本に移住。現在、語学学校で日本語を学びながら宣教師をしています。
人が忙しなく行き交う日本の光景に、最初はとても驚いたそう。しかし、「日本の忙しさにはもう慣れたよ!」と笑います。
乗り換え駅として利用する池袋で、この日は「クイックランチ」をしていました。どんぶりの中身はというと……なんとケバブ。どんぶりに入ったケバブを器用に箸で立ち食いしていました。
リビング以外は寒い 服を着込んでトイレに
そんなエリックさんが日本に移住してきて、日本の忙しさ以外にも驚いたことがあったといいます。
「日本の住宅にはセントラルヒーティングがないこと! アメリカの一般的な住宅はみんなセントラルヒーティングがあって、冬でも家中が同じ気温で暖かいんだ。日本はリビング以外が寒い!」
アメリカの住宅には、戸建でも集合住宅でも、セントラルヒーティングと呼ばれる暖房装置が設置されています。日本のように、エアコンやストーブで1つの部屋だけを暖めるのではなく、建物の1か所に熱源を発生させて、そこから熱を各部屋に送り込み、建物全体を暖かくするというシステムです。
「いつも、リビングを出るタイミングで服を着込んでいるよ。トイレへ行くのにも、日本だと覚悟がいるよね」と笑うエリックさん。賃貸などの集合住宅にはエアコンが備え付けてありますが、暖かいのは部屋の中まで。廊下や浴室、トイレでは寒さを感じることがほとんどです。
生活や習慣の違いに驚くこともまだまだあるかもしれませんが、日本で快適な生活を送ってほしいですね。
(Hint-Pot編集部)