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「目に焼きつけて帰りたい」 フランス人学生たちが真摯に日本文化を体験 訪日を実感できた場面とは

公開日:  /  更新日:

著者:Hint-Pot編集部

フランスの芸術学校の生徒たちを案内するアマンディーヌさん(画像はスクリーンショット)
フランスの芸術学校の生徒たちを案内するアマンディーヌさん(画像はスクリーンショット)

 訪日外国人のなかには、観光だけでなく日本の文化を学び吸収したいと、高い目的意識を持つ人たちもいます。フランス人の人気YouTuber・アマンディーヌさんは自身のYouTubeチャンネル「ボンソワールTV BonsoirTV」で、新たに大型来日シリーズをスタートさせ、フランスの芸術学校の生徒たちに密着。フランス人学生は、どんなところに日本を感じているのでしょうか。

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不慣れな正座にチャレンジする生徒も

 日本に対して夢を持っているフランス人をサポートする、「夢応援プロジェクト」企画などが人気のアマンディーヌさん。日本でさまざまな学びや体験をする生徒たちに密着する、シリーズ企画をスタートさせました。

 来日したのは、フランスの芸術学校のルーアン地方音楽院でダンスや演劇、音楽を学ぶ生徒や先生たち、総勢20人。アマンディーヌさんは、東京の浅草で生徒たちが茶道体験をしている場所を訪れ、初対面しました。

 茶道について英語で解説を受ける生徒たち。「茶道は日本の総合芸術」と説明され、熱心に耳を傾けます。美しい和菓子のおいしさに顔をほころばせつつ、師範が所作のお手本を始めると、食い入るように見つめました。

 実際に抹茶を飲む際は、初めての経験にためらう場面も。それでも、不慣れな正座にチャレンジする生徒もおり、茶道のマナーを実践しながら“本場”の抹茶を堪能できたようです。

「日本の文化を通して芸術文化の面で成長したい」

 茶道体験のあとは、つかの間の自由時間に。アマンディーヌさんが箸のお店を案内するため希望者を募ると、みんなで行くことになりました。

 順番に箸を選ぶ間、アマンディーヌさんは生徒たちに来日を実現するまでの苦労や、旅の目的を聞きます。すると、生徒たちから熱い思いが次々と語られました。

「日本の芸術は奥深くて新鮮なことばかり。どう自分の演技に取り入れて成長できるか」という、プロの俳優を目指す生徒。「文化もすべてがフランスと違うから、視野を広げられるチャンス。日本のエネルギーや風景を目に焼きつけて帰りたい。日本の文化を通して、芸術文化の面で成長したい」という音楽科の学生など、高い目的意識を感じさせます。

 日本の文化を吸収したい生徒たちのモチベーションの高さに、コメント欄には「さすが立派な志を持った若者たちですね。すべてのものから何かを得たい、感じ取りたいという意識があふれていますね」「生徒さんの意識の高さ、目の輝き、すごいですね」「普通は楽しむために来ますが、みなさんは日本の文化や伝統、芸術について深く考えていて、さすがは芸術家らしくて素晴らしいですね。日本でより良い経験ができることを祈っています」など、絶賛の声が殺到しています。

(Hint-Pot編集部)