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多目的トイレに思わぬ死角 1歳息子と入った父親がヒヤリ「危うく公然わいせつに」 設計ミスとのネット指摘も

公開日:  /  更新日:

著者:Hint-Pot編集部/クロスメディアチーム

問題の多目的トイレ【写真提供:Ryo-Mii(@RyoMii4)さん】
問題の多目的トイレ【写真提供:Ryo-Mii(@RyoMii4)さん】

 親子連れには欠かせない多目的トイレにまさかの死角が……。1歳の男の子と一緒に入り、用を足していたところ、思いもよらない事態に。「この声が届いてほしい」と画像を添えて投稿した父親のRyo-Mii(@RyoMii4)さんに詳しい話を聞きました。

 ◇ ◇ ◇

「手が届く範囲にあるだけでなく光ってたりして、まるで押してくれと言わんばかり」

「全国の多目的トイレを設置する商業施設にこの声が届いてほしい…

 ベビーシートの側、手の届く範囲にロック解除できるものを設置してはダメです 普通に手が届くんだから…チャック下ろした瞬間に扉が開いた時の絶望感たるや、危うく公然わいせつになるところでした」

 3月23日、Ryo-Miiさんが投稿したのは2枚の写真です。一見すると、普通の多目的トイレの中の写真に見えますが、ここで親が大慌てになる出来事がありました。

「今回トイレに一緒に入ったのは1歳4ヶ月の男の子です」

 興味を引いたのは、ベビーチェアのすぐ隣にある開閉ボタンです。

「座らせた瞬間からボタンの方を振り向きました」

 Ryo-Miiさんが用を足そうとしたところ、開ボタンが押されて……。

 同様の投稿は過去にもあり、多目的トイレを利用する親子にとっては“あるある”のようです。ネット上では、「子どもの小さい時、ベビーチェアの横にある鍵を開けられて、大慌てしたことを思い出しました」「手が届く範囲にあるだけでなく光ってたりして、まるで押してくれと言わんばかり」「これ、本当に多くて困りすぎました」「東横線沿いの駅の多目的トイレ、開閉ボタンがおむつ台の頭を置く位置のすぐ上にあって100万回くらいドア開けられた辛い」「『押しちゃだめ』なんて言ったら絶対押したくなると思って、ボタンに注意を向けないように必死で話しかけ続けた思い出がある」「これ前々から思ってる。誰が設計したんだよ!?と」「こういうことに気がまわるかどうかが、積み重なって施設の評価にも繋がっていく」などの声が上がっています。

 3児の父であるRyo-Miiさん。当日は家族5人で商業施設を訪れていました。妻と上の子2人は映画館へ行き、「次男は落ち着いて見ていられないので私と別行動していました」。

 多目的トイレを利用したのは、やむをえない事情がありました。

「1時間ほど抱っこひもの中で昼寝して起きた時にオムツがパンパンだったので最初はオムツ替えシートのある男子トイレ内の個室に連れていきオムツを取り替えました。ついでに私も同じ個室で小用を済ませようかと思ったのですが、次男が体を捻ってオムツ替えシートのベルトを抜け出す勢いだったので落下しては危ないと思い、その場では諦めてすぐ横にあった多目的トイレにベビーチェアの表示があったので入室しました」

 子どもの安全の考慮しての判断で、そこで大ごとになるとは思いもしなかったそう。

「よく子どもにロックを外されたという話は目にしており、次男をベビーチェアに座らせた瞬間にボタンに手が届くなと少し嫌な予感はよぎりましたが、我慢していたこともあったのでさっさと済ませてしまおうとチャックを下ろした時にバンッという音(次男が開ボタンをたたいた音だと思います)と同時にドアが開いていくのが見えました。慌てて閉ボタンを押してもう一度座らせましたが、開ボタンでドアが開くことを分かってしまったのかまた押そうとするので、映画の終わりの時間も近づいていたこともありその場は諦めて、妻たちと合流を待って次男を預けてトイレに駆け込みました」

 なんとか未遂で踏みとどめたものの、緊急を要していたらパニックになっていたかもしれません。

「今回はまだチャックを下ろした段階でしたので事なきを得ましたが、用を足している最中だったらと思うと(立地が女子トイレの入口横だったので人が通っていたりしたらと思うとなおさら…)冷や汗ものでした」と、肝を冷やしたそうです。