日本人にとっては当たり前の光景でも、外国人から見ると感動することがあります。そうした発見も、旅の楽しみのひとつです。ウルグアイからからやってきた男性は、日本で働く人々の姿を見てあることに気づき、「すごくいい光景」だと思ったといいます。それはいったい、どんなことだったのでしょうか。

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結婚25周年を記念した旅行を満喫中

　南アメリカ大陸に位置するウルグアイから日本を訪れている、ヘラルドさん。妻のエスティラさんとの結婚25周年を記念した家族旅行中です。

　ヘラルドさんが日本へ来るのは3度目。エスティラさん、息子のサンティアゴさん、娘のパウリーナさんは初めての日本です。13日間滞在し、東京や大阪、京都を訪れる予定だといいます。

　東京では浅草や渋谷、東京ドーム、後楽園など、さまざまな観光スポットを訪れた4人。このあとは関西地方に足を延ばして、伝統や文化に触れることを楽しみにしています。

シニア世代も働いている様子に感激

　何度も日本を訪れているヘラルドさんには、気づいたことがあるといいます。それは、日本で働いている人の年代層が幅広いこと。なかでも、高齢になっても元気に仕事をしている人が多く、感激したといいます。

「日本では、シニア世代の方が多く活躍していますね。お店でも元気に働いている方がいて、輝いて見えました。ウルグアイでは、高齢になって働きたいと思っても、若者重視でなかなか雇ってくれませんから」

　日本は、少子高齢化社会や健康寿命が伸びていることなどから、2021年に「高齢者雇用安定法」が改正されるなど、高齢者が活躍できる社会作りが進んでいます。高年齢者雇用にはさまざまな課題があるものの、ヘラルドさんは、年齢を重ねても元気に働く日本人の姿に感心しました。

「ウルグアイでは、年金世代になったら家にいることがほとんど。だから、日本では年金世代でも生き生きと働いているのは、すごくいい光景です。日本は他者、とくに年上の人を敬いますよね。そういう文化が表れていると思いました」

　観光スポットだけでなく、そこで働く日本人の姿もしっかりと目に焼きつけているヘラルドさん。残りの日程も家族4人で楽しんでほしいですね。

（Hint-Pot編集部）