世界から称賛される日本人のマナーの良さ。訪日外国人が日本人の振る舞いを目の当たりにして、礼儀正しさに驚くこともあります。YouTubeチャンネル「日本食冒険記Tokyo Food Adventures」を運営するDaisukeさんは、外国人観光客に日本食を体験してもらいながら、日本でのさまざまな思い出をインタビューしています。本格的な寿司を満喫したドイツ人カップルは、ある光景を見て日本人は「達人」だと感心。いったい、どんな場面に遭遇したのでしょうか。

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日本で苦手を克服　「新しい世界が開けたよ！」

　Daisukeさんの案内で本格的な寿司を堪能したのは、ドイツ人のパトリックさんとマリーさんです。ふたりは1年かけて世界中を旅していて、グアテマラやエルサルバドル、マレーシアなどをめぐり、初めて日本を訪れました。

　実は、魚が苦手というパトリックさん。体に良いので魚嫌いを克服したいと考え、生まれて初めて食べる寿司に大きな期待を寄せていました。

　最初は緊張を隠せませんでしたが、日本の新鮮な魚介に「おーわぉ！　想像を超えた味だよ！」と歓声を上げ、苦手を克服できた様子。「新しい世界が開けたよ！」と感激しました。マリーさんも、あまりのおいしさに「正直、日本を離れたくない！」と大絶賛です。

「来日前は東京も同じだと思っていた」

　Daisukeさんから、これまで旅してきた国との違いを聞かれると「すべてね（笑）。日本が大好き。素敵な国だわ」とマリーさん。パトリックさんも「礼儀正しくて、とても穏やかなんだ」と、魅力を語ります。

「マレーシアのクアラルンプールやグアテマラシティとかの大都市にも行ったけど、とてもうるさいし、どこも汚れている。みんな運転が荒いし、叫んでばかりだよ（笑）。来日前は東京も同じだと思っていた」

　巨大都市でありながら、駅や電車内で静かに行動する日本人に感心するパトリックさん。そして、とりわけ驚いたことがあったといいます。

「一番素晴らしいのは、日本人が列に並ぶ達人ってことだね！　仕切りがないのにきれいに並ぶなんて、ほかの国では考えられないよ。めちゃくちゃ（になる）だろうね」

　また、マリーさんも「みんなとても礼儀正しくて、ほど良く距離を置くのね」と、行列する様子に感銘を受けたようです。

　日本の滞在を心から楽しんでいるふたりに、コメント欄には「見ているほうがもう楽しくてずっとニコニコしていました。このふたり最高」「長旅みたいですが、楽しんで無事帰国してください」「残りの日程、天候に恵まれて日本を堪能できますように」などの声が寄せられています。

（Hint-Pot編集部）