Hint-Pot | ヒントポット ―くらしがきらめく ヒントのギフト―

話題

「意外と関節やわらかいんです」 まるで猫のようなウミガメ まさかの姿勢に驚きの声

公開日:  /  更新日:

著者:Hint-Pot編集部

猫によく見られる“香箱座り”。なんと、ウミガメも同じポーズをすることが…!(写真はイメージ)【写真:写真AC】
猫によく見られる“香箱座り”。なんと、ウミガメも同じポーズをすることが…!(写真はイメージ)【写真:写真AC】

 猫が体の下で前足を折りたたみ座る、“香箱座り”。リラックスしているときの体勢といわれますが、別の動物が見せることもあるようです。X(ツイッター)では、なんとウミガメの“香箱座り”が話題に。まるで猫のような、器用に前足を折りたたむ姿に、多くの人々に驚きと癒やしを感じています。

 ◇ ◇ ◇

「休んでいるときによく見られるポーズ」に驚きの声

「ウミガメの“香箱座り” 休んでいるときによく見られるポーズです 意外と関節やわらかいんです」

 そんなコメントとともに写真を投稿したのは、小笠原海洋センターの公式Xアカウント(@mt_seaturtle)です。

 写真には、水槽に入った1匹のウミガメが写っています。水中で手足を折りたたんでお腹の下にしまい、まるで猫の“香箱座り”のような姿勢です。

 ウミガメは目を細め、まったりしている様子。水槽の中が安心して過ごせる場所だと、しっかり認識しているようです。

 投稿には5.5万件の“いいね”が集まりました。リプライ(返信)には、「猫以外にもするんですね」「初めて見ました」「か、かわ、かわ、かわいいいい!! カメの“香箱座り”、良いことがありそうです」「猫と一緒だ」「猫ちゃんみたいに休むんですね! これは知らなかったです」「珍しいポーズ! かわいいですね」などの声が上がっています。

ウミガメについて多岐にわたる活動を展開中

まるで猫のよう。“香箱座り”するアオウミガメ【写真提供:PIP@小笠原海洋センター公式(@mt_seaturtle)】
まるで猫のよう。“香箱座り”するアオウミガメ【写真提供:PIP@小笠原海洋センター公式(@mt_seaturtle)】

 認定NPO法人エバーラスティング・ネイチャー(ELNA)が運営する、小笠原海洋センター。ELNAは1999年に設立され、アジア地域の海洋生物及び、それらを取り巻く海洋環境の保全を目的として活動しています。

 同センターでは、アオウミガメをはじめとする海洋生物の調査・保全活動を行っており、展示館の運営や普及啓発活動、人材育成にも力を入れています。また、ウミガメの産卵や孵化率の調査など多岐にわたる活動を展開し、その様子をXでも公開しています。

“香箱座り”が話題になった子ガメは、2024年夏に小笠原海洋センターにて孵化したアオウミガメで、写真は2025年3月に撮影されました。同センターの公式ウェブサイトによると、アオウミガメは「体内の脂肪が『青い(緑色)』ことからこの名前で呼ばれています」。

 同センターでは、主にヘッドスターティング(短期育成放流プログラム)を目的に、年間200匹ほどの子ガメを飼育しています。そのため、一年を通じてアオウミガメを見ることができるそう。

 これからも、ウミガメの意外な生態を見られるのが楽しみですね。

(Hint-Pot編集部)