もし、大切なスマートフォンが水没してしまったら……。スマホの犠牲と引き換えに、素晴らしい動画を撮影したウミガメ飼育施設の投稿がネット上で話題を呼んでいます。水中を泳ぐウミガメの子の姿を投稿した、道の駅ウミガメ公園の担当者に話を聞きました。

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子ガメの泳ぐ姿を撮影するために水中に入れたiPhoneが水没

「飼育員のiPhoneが最後に見た光景」

　iPhone目線の叙情的な一文が添えられた投稿には、水槽の中を優雅に泳ぐ子ガメのかわいらしい姿が収められています。投稿は1400件を超えるリポスト（リツイート）、1.5万件の“いいね”を集めるなど話題に。動画の閲覧回数は560万回を超えており、「防水過信したのか…」「iPhoneお亡くなりに…？」「無茶しやがって…」「iPhone君、素敵な動画をありがとう」と最後の務めを果たしたiPhoneをねぎらうコメントが寄せられています。

　三重・紀宝町にある道の駅ウミガメ公園は、ウミガメの保護啓発活動の拠点として建てられた全国で唯一のウミガメ保護施設が併設する道の駅。現在は主に定置網に紛れ込んだウミガメの保護や調査を行っており、入場無料で誰でも気軽にウミガメを観察することができます。

「施設内で繁殖した子ガメの泳ぐ姿を撮影するためにiPhoneを水中に入れたところ、水没し、操作ができなくなりました」と担当者。iPhoneはその後、修理をして最後に撮影された動画は開くことができたといいます。

「『最期にきれいな映像を見せてあげられて良かったね』とiPhoneをねぎらう言葉をたくさんいただきました」。飼育員も反響の大きさに驚いているということです。

（Hint-Pot編集部／クロスメディアチーム）