農業といった仕事から、キャンプなどのレジャーまで、幅広い用途で使われる軽トラ（軽トラック）。日本の規格に合わせた小型軽量車で、基本的に海外には流通していませんが、近年、車両サイズを変更したものがアメリカなどでも人気を集めているといわれます。日本で暮らし、YouTubeチャンネル「LTブログ」を運営するドイツ人のレナさん。日本へやってきた両親に、日本の軽トラを紹介しました。乗り心地や価格に、両親は驚きが止まらないようです。

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ドイツから来た両親に日本の軽トラを紹介

　昨年10月から2か月間、日本に滞在していたレナさんの両親。滞在期間中は、レナさんと一緒に、日本のおいしい食べ物や美しい観光スポットなど、さまざまなことを楽しんでいました。

　また、レナさんが、日本ではよく見るけれど、ドイツにはないものを紹介することも。日本の製品に感激する両親に、今回は日本の軽トラに試乗してもらいました。

　レナさんによると、軽トラは「ドイツには絶対にない」とのこと。そのため、両親が軽トラを見るのも乗るのも、今回が初めてです。

　シルバーボディの軽トラを目にして、「コンパクトで本当に素敵な車だね」とさっそく興味津々なお父さん。「ドイツにあったら私も買いたいよ」と、乗る前から大絶賛します。

　ドイツでも軽トラのように荷台がある車を見かけることはあるようですが、「私も見かけたことはあるけど、それはまれだと思うよ」とお母さん。形は似ていても、大きさには違いがあるようです。

「コンパクトで運転しやすいよ」

「非常にシンプルな操作性で値段も安価だよ」とレナさんに説明されながら、お父さんは軽トラに乗車。ハンドルを握りながら、「とても小回りが利くね！」と感激します。「普通車のほうがエンジン音は静かだと思うけど、仕事用の車だからエンジン音が多少大きくても問題ないね。エンジン音以外はまったく問題ないね！　コンパクトで運転しやすいよ」と話し、試乗は快適だったようです。

　レナさんの夫、タカさんから「ちなみに軽トラは、日本で100～150万円（約6000～9000ユーロ）くらいで新車で買えると思う」と言われると、「本当に安いね」とお父さんは驚きます。「同じような価格帯だとドイツではどんな新車が買えるの？」とレナさんから質問されると、「何も買えないよ」と即答しました。

　ドイツでは「一番安い新車は1万～1万2000ユーロ（約160～190万円）の間だと思うね。それより安い価格だと9800ユーロだね」とお父さん。「6000ユーロでは小型バイクすら買えないよ」と、日本との価格の違いを嘆きます。

　お母さんは助手席で、軽トラの乗り心地を体験。「非常に素晴らしいね。エンジン音はそこまでうるさくないよ。とても便利で素晴らしいね」と感動します。また、軽トラの馬力について「モデルによってだけど50～60馬力」とタカさんから聞くと、「軽トラ最強!!」と笑顔を見せました。

　日本の軽トラに大満足する両親に、コメント欄には「軽トラを運転するレナパパ、違和感なさすぎw　がっちり様になっている」「ご両親が楽しんでいるのが素敵です」「軽トラをはじめとする軽自動車は日本独特の自動車ですね。こういった面からも日本を体験してもらえるのは良いですね」などの声が上がっています。

（Hint-Pot編集部）