どうぶつ
「うちのコになって約2か月と1週間」 推定13歳の元迷いいぬの寝顔に安堵の声 「安心した顔してる」
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保護犬のなかには、人間に心を開くまで時間がかかる子もいます。しかし、安心できる環境が整ってくると、段々と変化が。推定13歳の元迷いいぬの寝顔が、X(ツイッター)で注目を集めています。今まで一度も寝たことのない場所でスヤスヤと気持ち良さそうに眠るいぬ。安心しきった表情に感謝の声が上がっています。飼い主のごうやま(@UfedMLxsFWF92uf)さんに詳しいお話を伺いました。
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元迷いいぬの初めての行動にほっこり
「元迷いいぬがうちのコになって約2か月と1週間。初めての行動に出る。ペットシーツの上で寝る。まぁ寝たいところで寝たらいいさ」
そんなコメントが添えられた1枚の写真。そこには、床に広げられたペットシーツの上でスヤスヤと気持ち良さそうに眠る、推定13歳のシニア犬が写っています。
寒暖差が激しい季節。タンクトップを着せてもらっていることからも、愛情をたっぷりかけてもらっていることが伝わってきます。そのため、保護されてたった2か月とは思えないほど、リラックスした表情です。
投稿には6000件近い“いいね”を集めました。リプライ(返信)には「かわいい姿じゃのお」「安心した顔してる。かわいがってくださってありがとう」など、さまざまな声が寄せられています。
ドライブ中の出会い 晴れて家族に

飼い主さんによると、ペットシーツの上で3時間ほど眠っていたそう。「縁起悪いですが死んだのではないかと思うくらいスヤスヤ寝てました」というほど、安心しきって熟睡していたようです。
「ペットシーツの上に寝たのはこのときだけなので、気に入ってはないのだなと思いました」
“ふたり”の出会いは昨年10月頃、ごうやまさんが他県をドライブしていたときのこと。ごうやまさんはいぬが車にはねられるのを目撃しました。
「ウロウロしているところを発見し、警察に電話してきてもらいました。いぬは一度パトカーに乗せられましたが、保健所に連れて行かれると聞き、迎えが来ない可能性を考えて、家に連れて帰ることを決めました」
保護当時は肌の匂いがきつく、ごうやまさんはお風呂に入れたり、保湿をしたりと、甲斐甲斐しくケアをしました。そうした努力のかいあって、皮膚の状態はかなり改善していきました。
一時保護中、ごうやまさんは一生懸命お世話をする一方で、元の飼い主さんに対し「諦めないで探してほしい」「いつまでも探してほしい」と願っていたそうです。しかし、3か月が経っても飼い主は現れませんでした。その後、ごうやまさんは、保護犬を自治体に飼いいぬとして登録。晴れて正式な家族となったのです。