Hint-Pot | ヒントポット ―くらしがきらめく ヒントのギフト―

どうぶつ

13歳の元保護犬が赤ちゃん返りした理由 甘える姿にメロメロ 「偉いしかわいい~」

公開日:  /  更新日:

著者:Hint-Pot編集部

赤ちゃん返りしたげんたくん【写真提供:もふもふげんた(@gentaronsan)さん】
赤ちゃん返りしたげんたくん【写真提供:もふもふげんた(@gentaronsan)さん】

 赤ちゃん返りとは、弟や妹が生まれたことなどをきっかけに、子どもが赤ちゃんのような態度を取ること。どうやら人間だけでなく、いぬにも起こるようです。おうちに小さな子どもたちが来たところ、赤ちゃん返りしてしまったいぬがX(ツイッター)で話題になっています。当時の様子について、飼い主さんに詳しいお話を伺いました。

 ◇ ◇ ◇

赤ちゃん返りならぬ、子いぬ返りしたいぬ

「孫2人を2日間預かったらいぬが赤ちゃん返りしました。今度はこの赤ちゃんの面倒を見ないと」

 そんなコメントが添えられた写真には、毛布の上でごろんと寝そべるいぬが写っています。ちょっと寂しげな瞳で、遠くを見つめる姿はとてもキュート。すっかり、子いぬ時代に戻ってしまったかのようです。

 この写真がXで公開されると、8000件以上の“いいね”が集まりました。リプライ(返信)には「赤ちゃん返りするなんて……かわいすぎです」「甘えん坊なんだね」「2日間我慢していたのか 偉いしかわいい~」「あらあら……バブちゃん、よしよし」など、さまざまな声が寄せられています。

建築現場で命を救われたげんたくん

 話題になったのは、元保護犬の男の子で推定年齢13歳の「げんた」くんです。今から12年前、埼玉県内の建築現場のそばで、リードにつながれた状態で遺棄されているところを作業員が発見。当初は吠えることもできないくらい衰弱していましたが、作業員さんたちにかわいがられ、所長さんが「しばらくは現場で世話をしよう」と言って保護されました。

 かっこいい名前は、作業員さんたちに付けてもらいました。散歩に連れていってもらったり、ごはんをもらったりして、げんたくんはすくすくと成長。しかし、それから1年後、建築現場の作業が終わり、げんたくんは飼い主さん家族にお迎えされることになりました。

 げんたくんは“ひとりっ子”として成長したためか、ほかのいぬと接することが苦手なのだとか。本当は一緒に遊びたいのに、興奮して吠えてしまい、逃げられてしまうそうです。また、食欲がとても旺盛で、食べ物があれば誰にでも従順になってしまう、かわいらしい一面もあります。

「げんたは、とにかくごはんのために生きているという感じです。食べ物を持っていれば、泥棒であっても従順になりそう。散歩は、ごはんが欲しくて早々に終了。大好物は焼き芋とリンゴですが、食べられるものならなんでも喜びます」