カルチャー
「すーっとなくなってしまう」 日本のものもおいしいけれど…ドイツ人親子が恋しくなってしまった母国の食べ物とは
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外国人観光客が驚くほど、日本はおいしいものであふれています。しかし、ふとした瞬間に母国の味が恋しくなることも。初めて日本を訪れたというドイツ人親子は、日本のものもおいしいけれど、味わいに違いがあるため、恋しくなってしまった食べ物があるそうです。いったい、どんな食べ物なのでしょうか。
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伝統と自然、そして食に魅せられた親子旅
日本を訪れるのは初めてだという、ドイツ人のハイクさんとリンダさん。ふたりは仲良し親子です。2週間滞在し、東京や金沢、京都、大阪など、各地を巡っています。
「伝統文化とシティライフ、自然をすべて味わえる国だから、日本を旅先に選びました。あと日本食。これが大きな決め手になりました」と話すのは、娘のリンダさん。文化遺産から最先端の都市風景まで、日本の多様性に大きな魅力を感じたといいます。
母のハイクさんも「実際に、鎌倉は自然が多くてとても美しかったです。神社や皇居などを訪れ、日本の風景を満喫しています」と感動している様子です。
ドイツ人が恋しくなる日本のパン事情
日本食もたくさん楽しんでいるというふたり。しかし、ハイクさんには、滞在中に恋しくなってしまった食べ物がありました。
「毎日おいしい食事ばかりです。ひとつだけ、恋しいものがあるとしたら、パンですね。ドイツのパンは、黒くて固くて食べごたえがある。日本のパンはおいしいけれど、やわらかくて軽くて、すーっとなくなってしまうんです。だから、すぐにお腹がすきます(笑)」
ドイツでは、ライ麦や全粒粉を使用した噛みごたえのあるパンが主流です。生地の目が詰まっていて、ずっしりと重いのが特徴。一方、日本では、ふんわりとした食感と甘みのあるパンが好まれます。
多様な食が楽しめる日本には、もちろんドイツパンを扱う店もあります。滞在中に試し、違いを感じてみてほしいですね。
(Hint-Pot編集部)