カルチャー
「僕には衝撃が大きかったです」 スペイン人が日本の文化を満喫 思わず戸惑った体験とは
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日本には温泉の名所が数多くあり、外国人観光客からも人気を集めています。しかし、文化の違いから、入浴時に戸惑うこともあるようです。スペインからやってきたカップルは、日本特有の温泉のマナーにカルチャーショックを受けたといいます。いったい、どんなことがあったのでしょうか。
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初来日のスペイン人カップル 日本各地をめぐる旅
スペイン・バレンシア出身のボルハさんとアイダさん。今回が初訪日で、15日間にわたって日本をめぐっています。大阪や京都、奈良の観光地を回り、歴史的な街並みが残る旧中山道を歩いたあとは、富士山にも足を運びました。そして最後に、東京散策を楽しむといいます。
日本の文化や食に興味があり、「日本には、何年も前からずっと来てみたかったんです」というボルハさん。とくに印象に残っているのは、大阪での食体験だそう。「食べ歩きが楽しかったです」と笑顔を見せました。
アイダさんもこれまでの旅を振り返り、「京都のお寺や、大阪の人の多さ、奈良のシカとか、それぞれ特色があって印象に残ってます。東京もいろんな顔があるから、探索するのが楽しみです!」と話します。
「本当に全裸で入るんですね」 温泉文化にカルチャーショック
日本を満喫中のふたりですが、旅の中で驚いたことがあったといいます。それは、温泉体験。入り方については事前に知っていたものの、困惑したようです。
「日本は本当に全裸で入るんですね。ヨーロッパはスパもサウナも水着だから、ちょっと戸惑ってしまって……。僕には衝撃が大きかったです」
欧米では、公共のスパは男女混浴で、水着を着用するのが一般的。サウナは裸で入るところもあるようですが、日本のように裸で入浴するスタイルに戸惑う外国人観光客は多いようです。
一方、アイダさんの反応はボルハさんと正反対でした。
「私は素晴らしいと思いました。だってそのほうがナチュラルだし、最高と思って(笑)」
入浴を通じて人との心の距離を縮め、開放的な気分で楽しめる日本の温泉文化に、共感したというアイダさん。最初は驚きもあったそうですが、すぐに慣れてリラックスできました。
今までにない体験を楽しんだふたり。残りの滞在でも、日本の文化を存分に味わってほしいですね。
(Hint-Pot編集部)