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森の中で思わず「3度見」 不思議な光景の正体に驚きの声 「下界に降りられる穴かと…」
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「突然ちらっと白いものが見えて…」

自然の力が伝わる、驚きの写真を投稿したすず姉さん。大学院時代に植物分類学を学び、自力で菌類学を勉強し、キノコの野外調査を行ってきたといいます。
同じように野外調査をしている方々と情報交換し、キノコの標本を研究者に提供。また、地元の博物館で行われているキノコや植物の観察会で講師も務めています。
話題の写真を撮影したのは滋賀県北部、標高300メートルほどの山あいにある集落の奥に広がる森の中でした。その日の状況について、「当日はここ数日のなかでもとくに暖かく、気温は20度くらいありました」と振り返ります。
天候に恵まれたなか、すず姉さんは落ち葉が厚く降り積もった森の出口で「突然ちらっと白いものが見えて、なんだろうと近づいてみました」とのこと。そばで見ると雪の壁が少しだけ見え、「この森の落ち葉の下に雪が隠されている?」と、とても驚いたそうです。
「見えていた部分だけですが、幅は2メートルほど、高さは20センチほどでした。奥行きがどこまで続いているのかは、わからなかったですね」

大きな反響を呼んだことについて、すず姉さんは「天然の氷室の存在に驚いたり、雪国の地元のすごさを再発見したり、何に見えるか大喜利で遊んだり、異世界への入り口だとワクワクしてくれたり、本当に楽しかったです。それぞれが自分らしく楽しんでくれたことに、感謝しています。あと、写真のファンアートを描いてくださった方がいたのも、うれしかったですね」と笑顔で語りました。
山や森に詳しいすず姉さんに、アウトドアの楽しみ方を聞くと「自然とふれあうことは、すごくいいと思います。その際に図鑑があれば、観察ポイントがわかって、見えていなかったものがさらに見えるように。Googleレンズもいいですが、図鑑は『どうしてそのキノコ(植物)なのか』を同定するポイントが書かれているので、非常におすすめです」とのこと。
ただし、「食する目的では、図鑑の確認だけだと不十分な面もあります。さらに十分な経験が必要になるので、確かな知識や経験を持つ人に聞くなど、慎重に確認するようにしてください」とアドバイスしてくれました。
アウトドアに適した季節。安全に気をつけつつ、美しい自然を楽しみたいですね。
(Hint-Pot編集部)