日本には、海外だとなかなか味わうことのできない食材が多くあります。母国で食べたことがないものを日本で食べて、その虜になる外国人も少なくないようです。フランス人YouTuberのオレリアン・プダさんは、フランス人の友人と一緒に、フグのフルコースを堪能。そのなかで感激したものがあったようです。いったい、どんなものに心を打たれたのでしょうか。

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フグがフルコースで提供されることのすごさに驚き

　自身のYouTubeチャンネルで、日本の魅力を発信し続けているオレリアンさん。今回は、友人でシェフのシャルルさんとともに、フグのフルコース料理が食べられるお店を訪れました。オレリアンさんはフグを口にしたことがなく、シャルルさんもフルコースで食べるのは初めてだといいます。

「フランスでは、しっかり調理しないと危険な食材として知られている」と、フグの印象を語るオレリアンさん。シャルルさんも「食べるのには特別なスリルがある。料理の際にミスは許されない」と明かします。それでも、日本では丁寧に処理されたおいしいフグをフルコースで楽しめることから、「何種類の調理法で作るのか想像できない！」と興味が尽きない様子です。

　ふたりは日本酒で乾杯。前菜のフグ皮の煮こごりをひとくち食べると、「いいだしの味がする」「とても素敵な前菜だね」と大きくうなずきました。

　続いて提供されたのは、フグの刺身。火を通していないため、ふたりともやや緊張した面持ちで口に運びます。

　オレリアンさんは初めての味や食感の虜になり、箸が止まりません。「食べる前は何を期待していいかわからなかったけど、今はすごく大好き」「僕は刺身があまり好きではないけど、これはお気に入り」と、大絶賛します。

「これ以上『日本的』なものはある？」

　ほかにも、茶碗蒸しやフグのから揚げ、てっちりなど、おいしそうな料理の数々が続きます。そんななか、ふたりが大きな関心を示したのは、フグのヒレ酒です。

　ヒレがあぶられる様子を興味深そうに観察すると、まずは香りを楽しみます。フグのフルコースにおいて「絶対に試さなければいけない。食べないなんてもったいない」と熱く語るシャルルさん。「こういったものを飲んだり食べたりできるのは日本だけ」と感激します。

　そして、「熱い日本酒の中のフグのような、これ以上『日本的』なものはある？　これはほかには存在しない」と称賛。日本ならではの食文化に魅了された様子でした。

　動画のコメント欄には「日本の伝統を心から楽しく味わってくださる姿が見られてうれしいです」「これだけ深掘りできるって、どんな経験積んできてるんだ！」「刺身からから揚げまで、本当においしいよね」「ヒレ酒が飲めるのすごい」など、日本ならではの味を心から楽しむふたりに、称賛の声が寄せられています。

（Hint-Pot編集部）