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「圧倒的に少ない」 フランス人が日本の公共マナーに困惑…なかなか見つけられなかった場所とは

公開日:  /  更新日:

著者:Hint-Pot編集部

フランス人で兄弟の(左から)ドリアンさんとブランドンさん【写真:Hint-Pot編集部】
フランス人で兄弟の(左から)ドリアンさんとブランドンさん【写真:Hint-Pot編集部】

 世界中から多くの外国人観光客が訪れる日本。文化や食に感激するなか、母国との違いや特有のルールに驚く人もいるようです。兄弟で日本を旅するフランス人は、日本の魅力的なところを見つけていくなかで、あることに戸惑ったといいます。いったい、どんなことがあったのでしょうか。

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久しぶりに再会したフランス人兄弟 日本に抱いた印象

 フランス出身のドリアンさんとブランドンさん。ふたりは兄弟ですが、現在、別々の都市に住んでいて、日本で合流したといいます。ドリアンさんにとっては今回が初訪日。一方、ブランドンさんは10年ぶりの再訪ということで、久しぶりの日本を楽しんでいます。

 ふたりで旅を満喫するなか、ドリアンさんは駅の光景を見て衝撃を受けたそう。「秩序が保たれていて、静かですよね。パリの地下鉄だったら、誰も列になんてならないし、ごちゃごちゃだから……」と、母国との違いに驚きを隠せません。自然に整列し、公共の場でも騒がしくない日本の雰囲気に、心地良さを感じた様子です。

 その落ち着いた雰囲気を久しぶりに味わったブランドンさんには、ひとつだけ戸惑ったことがありました。

「喫煙所がわかりづらいところ。フランスは室内がNGで、屋外は基本的にOK。日本には屋内で喫煙できるカフェもありましたが、屋外で喫煙できるところは圧倒的に少ないと思いました」

 日本では、2002年に制定された「健康増進法」により、受動喫煙防止のため、公共施設や飲食店、職場などでの喫煙が規制されるようになりました。また、路上喫煙の吸い殻や火の不始末から、街の美観や安全性を守るため、多くの自治体が「屋外での喫煙を指定の場所以外では禁止」としています。

 日本の公共マナーに驚きつつも、日本人と同じ行動をとるように心がけているというふたり。普段、生活している環境とは異なることもありますが、日本での時間も快適だと感じているようです。

(Hint-Pot編集部)