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ドイツ人「電車に乗っていて思ったんだけど」 日本でたくさん見かけてギャップを感じた意外な光景とは
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世界的にも高く評価される、日本の街並みや生活環境。その美しさや整然さは、訪れた外国人にも強い印象を与えるようです。日本を初めて訪れたドイツ人男性も、旅のなかで日本の魅力を実感しました。さらに、街を歩く人々のある姿に驚いたといいます。いったい、どんな光景だったのでしょうか。
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日本は「クリーンな国」 初訪日で答え合わせ
ドイツ出身で、現在はイギリス在住のフロリアンさん。日本出張に合わせて5日間の休暇を取り、滞在を満喫しているそうです。東京を中心に、築地市場や浅草、江戸城跡などをめぐりました。
「大阪・関西万博へ行くことも少し頭をよぎったけれど、今回は時間もないからね。日帰りで京都には行ってみたいと思っているよ」
日本に対しては、訪日前から「クリーンな国」というイメージを抱いていたというフロリアンさん。実際に訪れてみて、その印象はさらに強まったそうです。
「ゴミが落ちていないとか、清潔だとか、そういったイメージは日本へ来る前からあったよ。実際に来てみて、それが本当だと実感している」
「ちゃんとした格好をしている人が多い」
そんなフロリアンさんが、旅のなかでとくに驚いたのが、街中で見かけた“人々の装い”でした。
「電車に乗っていて思ったんだけど、日本はちゃんとした格好をしている人が多いなって。スーツ姿の人が多いし、フォーマルな服装をたくさん見かけました」
時代の変化とともに働き方や環境が変わり、従来のルールや規範にとらわれず、自由で柔軟な服装を取り入れる企業が日本にも増えてきました。ファーストリテイリンググループのブランド「PLST(プラステ)」による2024年の調査によると、10年前にはスーツが標準的な服装だった業種でも、オフィスファッションの多様化・カジュアル化が進んでいることが明らかになっています。
ビジネスファッションのカジュアル化が進む一方で、まだまだ他国に比べてスーツ着用の比率は高いようです。また、日本でよく見かけるリクルートスーツは黒色が主流ですが、欧米では黒いスーツは冠婚葬祭などで着用する「格調の高いもの」とされています。イギリスとドイツに縁のあるフロリアンさんからすると、日本の街で見かけた人々のスーツ姿は、とても印象に残ったようです。
タイトなスケジュールでも、このあと京都にも足を延ばす予定だというフロリアンさん。日本での滞在を満喫してほしいですね。
(Hint-Pot編集部)