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「ベルギーはもっとカラフル」 日本の街中で見かけた光景に違和感 ベルギー人が「びっくり」した理由とは
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外国人観光客にとって、日本は魅力にあふれる国。ただ、自分の国との違いに驚くことも少なくないようです。ベルギーから初めて日本を訪れた母娘は、ビジネス街の様子を見て、違和感を覚えたといいます。いったい、どのような場面に遭遇したのでしょうか。
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日本の原風景を求めて中山道へ 道中で桜も堪能
ベルギーからやってきた、ナタリーさんとイリアさん。母娘の二人旅で、中山道や高野山など、自然あふれる場所を中心にめぐっています。
訪日の理由について、「桜が見たかったんです」と語ったイリアさん。中山道では馬籠宿や奈良井宿など、風情ある宿場町を歩きながら、道中で満開の桜に出合えたそう。ゆったりと美しい景色を満喫し、「とてもきれいでした」と笑みを浮かべました。
海外メディアでは、“サムライロード”として知られているという中山道。豊かな自然と歴史を感じる風景は、ふたりの思い出にしっかり刻まれたようです。
東京で見た光景 母国との違いに驚き
旅の終盤、東京にも立ち寄ったふたり。ナタリーさんには、強く印象に残った光景があったといいます。それは、ビジネス街の様子でした。
「みんな同じようなダーク色のスーツを着ているビジネスマンしかいなくてびっくりしました。ベルギーでは自分の好きな服を着て仕事をしています。だから、もっとカラフルなんです」
日本のビジネスシーンにおいては、ダークカラーのスーツが一般的。近年はノーネクタイの男性も見かけるようになりましたが、白いシャツに控えめなネクタイを合わせるスタイルが主流です。
一方、ベルギーなどヨーロッパでは職場での服装に対する自由度が高く、個人のスタイルや好みが尊重される傾向があるといわれています。業種や企業文化にもよりますが、スマートカジュアルが一般的で、スーツの着用率自体も低くなっているようです。
自然豊かな宿場町や、整然とした大都市のビジネス街など、日本のさまざまな顔を満喫したふたり。次は違った季節や地域を訪れ、新たな魅力を見つけてほしいですね。
(Hint-Pot編集部)