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「日本に来てから食べすぎてるから10キロは増えそう」 フランス人高校生が日本のお菓子に挑戦 日仏の交流に感動の声
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親切で清潔感がある日本に魅了された、フランスの高校生たち。YouTubeチャンネル「ボンソワールTV BonsoirTV」では、そんな生徒たちが神奈川県の高校で特別な一日を過ごす様子に密着し、大きな注目を集めています。日本人の生徒たちとともに授業を受け、少しずつ心を通わせていく様子に称賛の声が。生徒たちは、いったいどんな体験をしたのでしょうか。
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「日本の高校で一日過ごしてみた」様子に密着
フランスから来た高校生40人の日本滞在に密着している、アマンディーヌさん。生徒たちは、アマンディーヌさんのお兄さんが勤務する高校に通っており、「日本の部活」という名前で活動しています。地域活動などを2年間行い、自ら資金を調達。親には1円も頼らずに、日本旅行を実現させました。
その一環で訪れたのが、神奈川県立神奈川総合高等学校です。アマンディーヌさんによると、この高校には複数のコースがあるそう。私服で通学し、授業も自分で選べるユニークなスタイルです。
「日本の高校で一日過ごしてみた」と題した動画内で、生徒たちは校内を案内してもらうことに。座禅の授業を体験したり、学食でランチを楽しんだりと、さまざまな日本の高校文化に触れていきます。
日本の高校生に日本の印象を聞かれたフランス人女子生徒が、「日本では嫌なことがほとんどなくて、人も優しいし、清潔感もあるし……! あとは、コンビニ大好き(笑)」と答える場面も。日仏の生徒同士の会話から、フランス人高校生たちの日本への思いも垣間見えました。
日本のお菓子を通して交流する姿も
教室に机を並べての交流会もありました。それぞれテーマを工夫しており、なかには「日本のお菓子を紹介しよう」と、日本の定番お菓子を囲むクラスも。
日本の高校生たちが、ポテトチップスやせんべい、ふ菓子などについて一生懸命、片言の英語で説明します。フランスの高校生たちは、実際に味見をしながら感想を話していました。
日本在住歴が長いアマンディーヌさんですが、ふ菓子を目にしたのは初めてだそう。試食をしてみると「かりんとうみたいだね」とにっこり。生徒が「かりんとうのふわふわバージョン」と説明すると、「似てる!」とうなずきました。
フランスの生徒たちは日本のおやつを楽しみますが、すべての味が口に合ったわけではなかったようです。「日本に来てから食べすぎてるから10キロは増えそうだ(笑)」と語った男子生徒は、海苔塩味のポテトチップスがあまりハマらなかった様子。
また、ほかの甘じょっぱいせんべいや、スティック状のポテトスナックのお菓子についても「普通かな~」と、やや控えめな反応でした。それでも、最後には好みのお菓子を発見。日本人の生徒も、とてもうれしそうに盛り上がっていました。
ほかにも、部活動に参加するなど一日中、日本の高校生活を満喫。最後は熱いハグを交わし、涙を流して別れを惜しむ生徒たちがいるなど、感動のシーンで締めくくられました。
動画のコメント欄には、「フランスの生徒さんが本当に心から日本を楽しんでくれてるのがすごくうれしいですね」「日仏の生徒さんたちが物怖じせずに交流してるのが素晴らしい」「日本の未来を担う若者たちだわ!」など、温かな交流に称賛の声が多数寄せられています。
※5月26日午後5時30分に記事の一部を修正しました。訂正してお詫びします。
(Hint-Pot編集部)