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オーストラリア人「あまりないなって」 訪日リピーターが疑問 日本には少ないと感じたものとは
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きれいに舗装された歩道や、ゴミひとつ落ちていない街並みなど、日本には世界に誇る都市の美しさがあります。しかし、ほかの国の常識とは異なる部分も。訪日リピーターのオーストラリア人は、母国には当たり前にあるのに、東京ではあまり見かけず疑問を持ったことがあるようです。いったい、どんなことが気になったのでしょうか。
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訪日リピーター オーストラリアとの違いに困惑
オーストラリア第2の都市・メルボルンから日本を訪れているアミリアさんとルーシーさん。ふたりは友人同士で、ノルウェー旅行をする途中で、日本に3日間立ち寄りました。
ルーシーさんは2度目、アミリアさんは3度目の訪日で、すっかり日本にも慣れた様子です。
「日本語も話せるようになりたい。だけど、漢字が難しくて! ひらがなもあるし!」とアミリアさん。それでもなんとか日本語を駆使して、日本滞在を楽しんでいます。
日本が大好きなふたりですが、母国には当たり前にあるものが、日本だとあまりないことが少し気になったのだそう。
「街中に、芝生とかちょっと座れる場所があまりないなって。オーストラリアは土地が広くて、人も少ないから、緑やスペースがたくさんある。都会でも、座って休憩できるエリアがけっこうあるんだよね」
日本では、街中に設置されているベンチの数が、海外に比べると多くありません。安全対策や歩道の狭さなど、さまざまな理由があるといわれています。
「でもたぶん、私たちが知らないだけだよね。きっとあるんだよ、東京にも。広場とか公園とか」とアミリアさん。近年では、渋谷駅のそばにある渋谷区立宮下公園がリニューアル。複合施設の屋上に位置する園内には、多目的運動施設やスケート場のほか芝生スペースなどが広がり、自然とふれあえる空間になっています。
「次来たときだね」と、次回の訪日も視野に入れたアミリアさん。まだ目にしていない日本の一面を見つけてほしいですね。
(Hint-Pot編集部)