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「“ひとり”でできるくせに人間に手伝わせるうちのお嬢様」 元保護ねこの個性的なトイレスタイルが話題に 「いえ女王様では」
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ねこは本来、自分の排泄物を隠す習性を持っています。外敵から身を守るため、自分の存在を知らせる臭いを消すための本能です。X(ツイッター)では、そんな習性を持ちながらも、飼い主さんに堂々とトイレのお手伝いをさせるねこが話題に。詳しいお話を伺いました。
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お手伝いされて当然? 気品漂うトイレ中のねこ
「普通に“ひとり”でできるくせに人間に手伝わせるうちのお嬢様」
そんなコメントとともに投稿された写真には、ねこ用トイレで堂々と立つねこが写っています。後ろ足で直立し、前足は人間の手の上へ。まるでお手伝いされて当然といった表情です。
1枚目は、“両手”を人間に支えられています。おしりのほうにスコップもスタンバイ。そして、2枚目ではまっすぐカメラを見つめており、真剣なまなざしが印象的です。
投稿は、なんと5.2万件もの“いいね”を集めました。リプライ(返信)には「うちの坊ちゃんも同じです!」「立ちウンスタイル(笑)」「2人もお抱えがいるなんてw」「ポーズの癖が強い(笑)」「前世貴族すぎるw」「お嬢様、いえ女王様ではないでしょうか」など、多くの声が寄せられています。
自他ともに認める“お嬢様”なメルちゃん

気品あふれる姿で注目を集めたのは、元保護ねこの「メル」ちゃん。6歳の女の子です。飼い主さんによると、メルちゃんは家の中で自分が一番上の立場だと思っている様子。気は強いものの、飼い主さんたちに絶対的な信頼を寄せており、基本的に何をされても許してくれる優しい子だといいます。
メルちゃんは賢く、赤ちゃんの頃からトイレも“ひとり”でできるそう。しかし、いつからか人間が近くにいると、手伝ってもらうようになりました。
「人間が近くにいると“両手”を浮かせるので、バランスを崩して転ばないよう、私たちが支えてあげる感じです。人間が外出しているときなどは手を浮かせず、普通にできているので、ただ気まぐれで私たちに手伝わせているのだと思います……(笑)」
しかも、サポートは2人がかりで行っていますが、何か理由があるのでしょうか。
「1人で支えると、全体重を手に乗せてきて手首が耐えられないので、基本的に2人がかりで手伝ってます。だいたい私と母の2人ですが、担当のようなものはなく、そのときに一番トイレに近い人が支えています」
ちなみに、トイレ後のメルちゃんの反応は「はい、ご苦労」といった様子で、あっさりと去っていくそうです。まさに生粋の“お嬢様”、いえ“女王様”と言っても過言ではありませんね。
○取材協力:如月にーあ(@kisaragi_nier)さん
(Hint-Pot編集部)