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デンマーク大使「私は素人ですが…」 ねじり鉢巻きで腕前を披露 友人にも振る舞っていた「大好き」な日本食とは

公開日:  /  更新日:

著者:Hint-Pot編集部

巻きすを使って巻き寿司も(写真はイメージ)【写真:写真AC】
巻きすを使って巻き寿司も(写真はイメージ)【写真:写真AC】

 世界中で愛されている日本の寿司。訪日外国人には、料理教室での寿司作り体験も大人気です。日本食を愛してやまない、駐日デンマーク王国大使のヤール・フリース=マスンさん。自身のX(ツイッター)アカウント(@DKAmbassadorJP)で寿司を作る様子を公開し、絶賛の声が続出しています。

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「日本の寿司が大好きです」

 昨年12月、駐日デンマーク大使館の特命全権大使に着任したヤールさん。若い頃、経済学の学士号を取得するために日本で1年間学んでいた経験があります。Xでは、日本文化への愛着を感じさせる投稿が人気です。

 そんなヤールさんは、11日の投稿で「若い頃、仕事の関係で日本に住んでいた時、お寿司の作り方を学びました。デンマークでは友人にお寿司を作ったりしていました。もちろん、本物の寿司職人と比べれば私は素人ですが、お寿司を作るのが好きです」と、食べるだけでなく、日本の寿司を作るのも好きなこと明かしました。

 さらに、「デンマーク風、グリーンランド風のアレンジ、そして日本の3種類のお寿司」を作る様子を動画で投稿。作務衣を羽織り、青海波の柄の手ぬぐいをねじり鉢巻きにした、いなせな姿で厨房へ入って行きました。調理台に立つと、「日本の寿司が大好きです」と話します。

「デンマークではタラをたくさん食べます」

 寿司を作るヤールさんの手つきは、とてもスムーズ。巻きすの上の海苔にごはんを敷き、炒りゴマを散らすと、海苔ごと裏返します。「ちょっとマヨネーズとグリーンランド産のエビです。(それ)とアボカドスライス」と説明しながら海苔にのせる様子に、よどみはありません。

 さらにハーブのディルを散らすと、巻きすを使って上手に巻き、ごはんが外側になる裏巻きを完成させました。包丁できれいに切り、皿にのせます。

 続いて、「デンマークではタラをたくさん食べます」と説明し、ゆでたタラをほぐして味つけ。本ワサビをすり、キュウリや海苔をカットします。再び裏巻きの準備を整えると、「このロールはタラとマヨネーズ、キュウリ、ワサビの(巻き寿司)です」と紹介。すったワサビを箸にのせ、巻き寿司にトッピングしました。

 そして「これは、握りです」と、ごはんを握り寿司の形に整え、ワサビを塗り、マグロをのせました。3つの寿司を完成させたヤールさんは、笑顔で鉢巻をはずし、皿を手に別室へ。

 テーブルに着くと寿司ののった皿をカメラに向け、マグロの握り、タラの巻き寿司、エビとアボカドの巻き寿司を順に示して「日本、デンマーク、グリーンランド」と、それぞれの寿司を紹介しました。どれも見事なできばえで、とてもおいしそうです。

 投稿は大きな反響を呼び、リプライ(返信)には「かなり本格的な手つき。すごい」「手際が良くて巻き方も上手です。何度も作っているのですね!!」「おいしそう 鉢巻きもお似合いです」「寿司職人も決まっています。お寿司もおいしそうです。大使閣下のように異文化を楽しく経験するのは素敵」など、絶賛の声が寄せられています。

(Hint-Pot編集部)