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「まさに食べるためのお店なんだなと思って」 イギリス人が戸惑い→合理的なシステムに感心した日本の飲食店とは

公開日:  /  更新日:

著者:Hint-Pot編集部

イギリス人のステファノさん【写真:Hint-Pot編集部】
イギリス人のステファノさん【写真:Hint-Pot編集部】

 日本の食文化は驚きや発見に満ちており、訪日外国人を魅了し続けています。イギリスからやってきた男性は、日本のある飲食店で戸惑いを感じたようです。合理的なシステムに驚いたようですが、どんなお店だったのでしょうか。

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「行きたい国リストのトップ」 念願の日本を訪れたイギリス人

 イギリス出身のステファノさんが、日本へ来るのは今回が初めて。2週間かけて、東京や高山、広島、宮島、京都、大阪をめぐる計画です。この日はカメラを肩にかけ、東京都内の活気あふれる街並みを熱心に撮影していました。

「日本はずっと行きたい国リストのトップにあったんだけど、今回が初めてだよ」と話すステファノさん。前日は富士山を訪れ、その雄大さに圧倒されたといいます。ほかにも宮島や東京の夜のネオンの雰囲気など、日本ならではの風景に心を動かされている様子でした。

日本の立ち食い文化に驚き

 一方で、外食シーンでは意外な戸惑いもあったそうです。

「日本ではじめのうちは戸惑ったのは、立ち食い店のスピードだね」

 昨日はカレー、今日はそばと、立ち食いを連日体験したそう。そして、そのスピーディーな流れにはとても驚きました。

「入って、注文して、食べて、出ていく、この展開がすごく早くて。提供も早い」

 ステファノさんによると、ヨーロッパでは食事をする場所は、社交の場所でもあるそう。そのため立ち飲みの店であっても、店員さんやほかのお客さんと会話を楽しみます。

「日本の立ち食い店は、まさに食べるためのお店なんだなと思って。流れに乗らなきゃ、と頑張ったよ」

 券売機やセルフサービスで配膳するなど、日本ならではの合理的な仕組みに感心したステファノさん。こうした小さな戸惑いもまた、異国の地で感じる「旅の楽しさ」なのかもしれません。

 立ち食いの慌ただしさも含めて、日本ならではの食体験が、きっと忘れられない思い出になることでしょう。

(Hint-Pot編集部)